■自分の気持ちがわからない | 心屋仁之助オフィシャルブログ「心が風に、なる」Powered by Ameba

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見えないけれど、やさしく包んでくれる。
風のように、水のように、普通の幸せに気づける、
そんなお話をお届けしようと思います。

週末は東京でのマスター(自己実現)コースでした。



★心屋仁之助 公式ブログ 「心が 風に、なる」

心屋独自の方法で、

自分を好きになるためのワークを重ねていきます。


自分を好きになることは、


自分の欠点を認めること。

そして、自分の過去を認めること。

自分の能力や経験を認めること。


つまり、今までの自分を許すこと、ということになります。

そのためには、一つ一つ過去の自分に向き合い、

感じ切り、時には笑い飛ばすことも必要です。


それが終わって初めて、本当の意味での「感謝」が現れます。



とはいえ、そんなにすべてがうまく行くとも限りません。


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「感謝のふり」「感謝できない」が出てくる場合があります。

それは、過去を消化できていない場合です。



過去のことを「どうでもいい」と、ふたをしてしまった場合や、

過去のことを「もう大丈夫」と、ふたをしてしまった場合です。


その場合どういうことが起こっているかというと「マヒ」が起こっています。

心の痛い部分に麻酔をかけた状態です。


痛すぎて麻酔をかけてしまったので、過去の出来事に対する

感情さえも動かなくなってしまう。

(それが、子供のころの唯一の防御方法だった)


麻酔で感情を動かなくしてしまっているので、

少々の「恥ずかしいこと」さえ気にならなくなってしまう。


これは以前に僕の知り合いの俳優が言っていたのですが、

「素の自分でやるのは恥ずかしいけれど《仕事モード》だと

 どんな恥ずかしいことでも出来てしまう」ということです。


「だから、私には‘恥ずかしい’っていうのがわからないよ」



でも、傷は明らかに残っているので、

「あなたは傷が残っているよ」という現象が目の前に起こり続けます。


この「女優モード」を解除しない限り、

「悲劇のヒロイン」もしくは「薄幸の少女」「幸せなヒロイン」

演じ続けてしまいます。


それを「役割」「人生のテーマ」として選んでしまったので、

それに見合う出来事を周囲に集め続けてしまう。

つじつま合わせを延々と続けてしまいます。


共通する言葉は 「こんなに頑張ってるのに」



こういう場合、人や状況によって変わりますが、


「がんばることをやめるよう頑張る」ことが必要です。

「心を閉じる、感じないようにする」と決めた過去を消化することが必要です。


ここでのキーワードは 「決意と勇気」です。


「逃げ続けること」「恨み続けること」「過去を見ないこと」

「何事もないように振る舞う」のをがんばるのではないということです。


この「決断」をする「勇気」が出ないから、

いつまでも「回避行動」が止まらない、止められない。


いや「止めない」



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できない人には、できません。

それも仕方のないこと。


僕にもまだまだできないことは山ほどありますからわかります。






今の状態だと、受け入れられないこともあるでしょう。

今の状態だと、言葉さえ分からないこともあるでしょう。


ワークショップをやっていて、それを見るのが

一番苦しい瞬間です。



目の前で溺れている。助けを求められる。


でも、実は足がついているのに、気づかない。

「足がついてるよ」そう伝えても、言葉が耳に届かない。



浮輪を投げても、つかまれない。


手を差し伸べても、野良猫のように爪や牙を出してくる。

警戒して逃げてしまう。


周りが敵だらけに見えてしまう。


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その状態になっているときは

自分の周りにたくさんの幸せが転がっていることさえも

気づくことができません。


すべて「あたりまえ」「こんなことぐらい」と思ってしまう。

「幸せ」「感謝」の思考回路が切れてしまっている。


溺れてるときに

「あ、いっぱいお魚がいるー」とは言いません。

「海の恵みのお陰で・・・」とも言いません(笑)


でも「幸せのヒロインモード」「天使モード」の時には

溺れて死にそうになってるのに「あ、お魚がいるー、かわいー」とか

「あ、クリオネ、天使みたいー、しあわせー」という振る舞いをしたりします。


自分が溺れて苦しいのを認めたくない逃避行動です。



足に地がついていないスピリチュアルに走ってしまう場合なども

そうかもしれません。


でも、それも仕方がないのです。

そこから抜け出すかどうかは、本人が決めるしかないのでしょう。


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僕が今できることと言えば、


少しでも可能性のある方法を提供すること、

きっかけを提供すること

励ますこと、応援すること

伝え続けること


それぐらいしかできないかもしれません。



そして、たとえその状態でも、

僕自身が受け止めることも。

久々に、苦しいところです。

ペタしてね





東京へと向かう新幹線から見た富士山、

とってもきれいでした。




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