■保身 | 心屋仁之助オフィシャルブログ「心が風に、なる」Powered by Ameba

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見えないけれど、やさしく包んでくれる。
風のように、水のように、普通の幸せに気づける、
そんなお話をお届けしようと思います。

保身・・・・


自分の身を保つ。

自分の安全を考える。



昨夜は、ゴスペルの練習でした。


昨日も書いたように、豪快な、オープンな講師なので

練習もすごく面白い。



前回の時に渡された課題曲を

今回も歌う練習をしたのですが、


とにかく

「上手に歌おうとするな」


ということを何度も言われます。

「楽しく歌え。そうすることで才能が開花していくから」



歌うことが楽しくて、楽しく歌いたくて講座に来たはずなのに

いつのまにか「上手に」歌おうとしている。



それは、もしかしたら

「恥をかきたくないから」

「うまいねって言ってもらいたいから」


かもしれません。



もちろん、上手に歌えた方が気持ちはいいんですが、



ここで、講師は、さらに大切なことを言います。


「上手な歌と、感動する歌は別なんや」




昨日、このメルマガ を読んでいてもとてもリンクしていて

おもしろかったのですが、


ここには、こんな風に書かれていました。


この水野さんは、ある場所でスピーチをした時に

「上手」「すごい」と褒めてもらって、落ち込んだらしいのです。


そのわけは・・・



もし、本当に素晴らしいスピーチであれば、聞いていた人は、


 ★ 感動した言葉


という言葉が出るはず。

しかし、「凄い」「上手い」という


 ■ 感心した言葉


がでた、という事は、ただ単にテクニック的なところが
本当のメッセージよりも目立ってしまっているということで、
自分の想いを伝えるスピーチとしては、もう失格なのであります。



ということです。



さらに今日のメルマガ でも、結婚式のスピーチに触れて


「タブー」や「失礼のないように」「ちゃんとしなくちゃ」

ということを考えるあまり、日本人の多くは・・



 ■ 祝う気持ちを忘れ、自分が恥をかかないことに精一杯となる

といった、もう本末転倒の状態になってしまうんですよね。

そういった、
 ■ 祝う気持ちを忘れ、自己保身に走ったスピーチ







など、面白くもないですし、感動できるわけもありません。


確かに、失礼のある行為があることはない方が良いでしょう。
しかし、細かな制約に気を取られすぎて、


 ■ 二人を祝う気持ちを忘れてしまうくらい失礼はことはない


のではないか、と私は思います。




いいこと言われますね。

思わず感動しました。



そして昨夜の


  「上手な歌と、感動する歌は別なんや」


歌が下手でも、聴いてて感動する歌があります。

逆に、世の中には歌が上手な人はたくさんいます。



歌がうまいことを伝えたいから、歌の練習をするのか


自分のメッセージをより伝えるために歌の練習をするのか




僕たちの世界でいえば、


文章や講演がうまいことを伝えたいから、話や文章の練習をするのか


自分のメッセージをより伝えるために話や文章の技術を磨くのか



ということなのかもしれません。



少なくとも、今回の新作では


「どうすれば、このメッセージが伝わるだろう」

「どうすれば、喜んでもらえるだろう」

「どうすれば、この本の中身から人生のヒントを見つけてもらえるだろう」



ということを、死ぬほど考えました。

実は今現在も、まだ、編集さんとうんうん唸っていたりします。



ひすいこたろうさんの言葉を借りれば


「1ミリでも良くするために」


今もがんばっています。  ←ブログ書いとるやないかという突っ込みはナシね



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★編集後記


で、昨夜は、一度だけ練習したその曲(英語)を

じゃんけんで3人選んで、みんなの前でソロで歌うということになりました。


なんとラッキーなことに(笑)一番じゃんけんで僕が勝ちまして・・

トップバッターでマイクで歌うことになりました。



上のようなことを書いたのは、その時の僕の気持ちでした。


こんなチャンスが来たのに


「失敗しないように、笑われないようにしなくちゃ」

「よーし、上手に歌ってやる」


という思いに包まれていたのです。




さらに講師は言います。


「練習したメロディとは違うメロディーで歌って」


つまり、アドリブでメロディを変えろ、と(笑)



僕自身、ライヴで歌うこともあるので、

そういうことは実は割と抵抗ないのですが、


練習不足の曲をいきなり20人を目の前にして、歌うのは

さすがに抵抗が出ました。




でもそこは、人前に立つことのある仕事をしてるので

そこまで緊張せずに歌い始めました。


でも、途中で引っかかって、歌詞を忘れた瞬間から

ボロボロになって、


歌い終わったら、足が小刻みに震えていました(笑)



ここで、二手に分かれます。


「それでも気持ちよかった」という人、

「もういや、とトラウマになる」という人。



幸い僕は


「それでも気持ちよかった」という人 でした。




講師が面白いことを言います。


「その足や手の震え、いま再現しようとしてもできないでしょ」



そう、緊張する時にだけに起こる状態です。


「僕も昔はそうでしたが、ある時、『緊張するのやめじゃ』と

 緊張をやめたんです」



と。



「緊張しても、何の得もない。だから、やめた」


と開き直った。



要するに


「良く見せよう、失敗しないようにしようとするのをやめた」


ということだと思います。


いい意味での「開き直り」ですね。



失敗したら、もっとがんばったらいいやん(^◇^)