I(アイ)メッセージの落とし穴 | 心屋仁之助オフィシャルブログ「心が風に、なる」Powered by Ameba

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見えないけれど、やさしく包んでくれる。
風のように、水のように、普通の幸せに気づける、
そんなお話をお届けしようと思います。

土曜日から、今年最初の
「心理療法マスターコース」が始まりました。

今回は京都からのスタートです。

来週は東京が始まります。



前回のマスターコースから
最初に「自己開示」を冒頭メニューに入れています。



これによって

「なにをするか」という「スキル重視」から
「どんな人になるのか」という「あり方重視」へとシフトしました。



これは、極端な表現をすると

「心を開いていない、スキルのあるセラピスト」か
「心を開いた、スキルもあるセラピスト」かの違いが出ます。



今回のコースも、最初の二日間で自身の「本当の問題」をまずあぶり出し、

その「自分の問題」を「身をもって解決を体感していく」
というカリキュラムになるので、すごいことになります(笑)


それを考えると、今から楽しくて仕方がないです。

今回はもなぜか広島県からの参加が四人もおられて、
8月からは中国(チャイナ)からの参加もおられます。

そして他にも、再受講の人、知り合いの人、初めての方
いろんな僕を見せてくれます(笑)



本当にありがとう。






そんな中、京都でのアシスタントをしてくれてる
未来さんと話をしているときに、彼女が驚くべきことを言いました。


要約すると

「心理学の話し方・伝え方の手法で 

 『I(アイ)メッセージ』とか『私メッセージ』と言われる、

 「私が」という、自分の思いを伝えるコミュニケーション法を
 始めて知ったときは、とてもびっくりして 感心した」

と、いうようなことを彼女が言いました。




そのあと、驚くべきことを言ったのです。


「でも、これって 自己開示が出来てない人は使えないのよね」

と。




そう、心理学の「Iメッセージ」とは、

その人の行動を指摘する「Youメッセージ:あなたは~」の逆で
「私は~」と、自分の考えや感じたことを伝えるコミュニケーション手法なのですが、

彼女が言ったように、確かに
自分の考え、特に自分の「ネガティブな感情」を伝えられない人に
「Iメッセージ」という手法は使えないのです。




すごく簡単なことなのですが、
考えてみれば当たり前ですよね。


だから、コミュニケーションなどのスキルだけを学んでも
使えない人がたくさんいるのです。


心理療法マスターコースでは、
「Iメッセージの伝えられる人:自己開示できる人」を先に作ります。



その上で、
その人に「スキル」をお伝えするのです。






【今日の一言】

 「禅の極意は馬鹿になることです。」

 僕の愛読メルマガのひとつに書いてありました。
 http://archive.mag2.com/0000193272/index.html


 大切なのは「馬鹿をやること」ではなく
 「馬鹿になる」こと。

 何をするか、ではなく どうあるのか。


 自分のステージを上げると
 すべてが変化する

 というなのことでしょう。




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■現在予定していること

 ・次回の自己開示ワークショップ  9/27,28 東京
                11/23,24 京都

 ・心のブレーキを外す一日セミナー  8/24 東京

 ・「一粒の涙」 上映会 兼 オフ会 8/2(土)

 ・「一粒の涙」 東京ライヴ 兼 出版記念講演会 10/13(祝)

 ・個人セッション 「ショートセッション枠」の縮小