こんにちは、心のソムリエ 橋本文隆です。
内向と外向にはそれぞれ特徴があり、いい悪いはありません。
では、内向の人が外向に、外向の人が内向に変えることはできるのでしょうか?
答えは、
行動面においては可能
本質面においては難しい
となります。
今まで人とあまり接してこなかった人や、外の世界に意識を向けることが少なかった人が、人との接触を増やしたり、廻りに意識を向けるようにすることはできます。
しかし、本質的な好み、心地よさを感じるあり方というものは、どうも変わらないようです。
性格のなかには、先天的なものと後天的なものがあります。
さまざまな調査から、外向性や内向性という性格は、先天的な影響が強いと考えられています。
※こういう調査では、よく双子が観察されます。
一卵性双生児(DNAが同じ)で、違う環境で育てられた子どもの性格の違いや、
二卵性双生児(DNAが違う)が、同じ環境で育てられた子どもの性格の違いを調べることで、
先天的な性格と環境の影響を受ける後天的な性格を見つけていきます。
一卵性双生児の場合、違う環境で育っても、外向性内向性の指標は、近い値になるようです。
このように先天的な性格(気質)は、変えようとするのではなく、活かしていくことが基本です。
そして可能な範囲で、行動を変えていくことが大切になります。
※余談ですが、
私の行なっている生年月日によるタイプ診断では、当然のことながら外向内向は分かりません。
生年月日とDNAは無関係ですから。
しかし外向内向が性格に与える影響は大きなものがあるので、組み合わせて考えることはよくあります。