調子に乗りすぎ | 心の風景

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 NHK大河ドラマ『光る君へ』第25回。

 

 今回、ついにまひろは都に戻って藤原宣孝と結婚することになりました。“幸せ一杯”みたいなはしゃいだ雰囲気ではなく、色々経験した大人同士の落ち着いた結婚という感じでしたけど。

 

 それにしても宣孝はよっぽど嬉しかったのか、調子に乗っていますね。道長に挨拶に行ったついでに、ニヤニヤしながら必要もないのにまひろとの結婚を報告します。まひろと道長の関係を知らないんですね。道長の無表情はいつも通りですが、内心愉快な知らせではないはずです。

 

 一方、一条天皇は定子のところに入りびたり、政治に無関心になってしまいます。玄宗皇帝と楊貴妃みたいなもんです。そのせいで土木工事が遅れ、鴨川の大洪水が起こり、怒った道長は責任を取って辞職を申し出ます。青くなった天皇は反省して慰留するという運びに。でもこれは道長の「作戦」でしょうな。

 

 一条天皇は名君だと思っていましたが、意外とだらしないところがありますな~。もう道長の敵はいないので、しばらくはこの天皇をどうコントロールするかという展開でしょうか。

 

 それにしても越前の話はこれでもう終わりでしょうか。ごねている宋人の問題は何も解決していないはずですが。疫病に続き、これも尻切れトンボかとも思いますが、今後意外な形で出てくるのかもしれません。