親のかたきをもてなす | 心の風景

心の風景

心のあり方や生き方をテーマとしたエッセイなどを載せていきます。同好の方と交流できればうれしいです。

 NHK大河ドラマ『光る君へ』第8回。

 

 この日の山場は、かつて母を殺害した藤原道兼がまひろ(紫式部)の父親為時の家にやって来て、まひろが琵琶を弾いてもてなす場面でした。抑えた憎悪を表現するのは、迫力がありましたね。

 

 何も気づいていない道兼はまひろに、母親はどうしているか、なぜ亡くなったのか、と残酷な問いを投げかけます。まひろは、「病死した」と答えて視聴者の緊張は一気に解けます。昔はこんな理不尽、多くあったんでしょう。

 

 さて、花山天皇と側近藤原義懐は、上級貴族の会議(内閣みたいなもの)を停止すると宣言。兼家は怒りの余り倒れてしまいます。

 

 で、ここが強引な感じなんですけど、兼家が一時的に目を覚まし、病床に付き添っていた道兼に暴力をふるったことになっているんですね。それを知った、兼家が大嫌いな天皇は、道兼に興味をもつという展開になります。ひょっとすると、これは兼家の悪だくみではないかとも思いますが、今のところ分かりません。

 

 なお、道長に左大臣の娘との結婚話が持ち上がります。これは進むしかありません。悲恋物語の舞台が整ってきました😍。

 

 また盗賊の直秀一党は道長邸に忍び込んで全員捕まってしまいます。直秀の正体がばれたところで次回へ、という展開。ちょっと直秀マヌケ過ぎないかなあ。ここで正体がばれるのはもったいない気がします。