議論が怖い | 心の風景

心の風景

心のあり方や生き方をテーマとしたエッセイなどを載せていきます。同好の方と交流できればうれしいです。

どこの局のニュースか忘れましたけど、最近若者の間に「議論が怖い」という傾向があるとのこと。

 

ある大学の先生によると、生徒が議題について話し合わずに、いきなりラインで多数決をとろうとするそうです。それ以外の点については忘れましたけど、議論を避けたがる傾向があるという話は他のところからも聞いていました。

 

私個人の経験でも、昔は議論をネット上のあちこちで見かけましたけど、最近は見ないですね。私に異論や反論を言ってくる人もいませんし。まあ、これは単に私が相手にされなくなっただけかもしれませんが😅

 

議論を避けるのは、自分の意見が間違いだの不採用だのにされたとき、傷つくということや、人間関係が悪くなるといったことがあるでしょう。

 

これは私も同感です。私は異論や反論を書く方だと思うのですが、それでも色々気にして黙ってしまうこともけっこうあります。

 

それはそれでいい点もあります。仲のよい人間関係が保てるということで、それを求めている人も多いでしょう。

 

ただし、そういう姿勢ですと、当然同じ意見の人しか集まらなくなります。だから、異質の人を理解することもないし、こちらの意見を分ってもらおうと努力することもないし、一緒に新しいものを作っていくこともありません。世界が変わらないんですね。

 

でも、異質の人と接するのは、めんどうでしょうし、誤解や衝突もより多くなると思います。そんなのはごめんだという価値観があっても不思議ではありません。

 

私はどちらかというと後者の方の人間でしょうが、そちらの方がいいと主張するつもりはありません。どちらも一長一短でしょう。ただ、両方の特徴を知っておいても損にはならないと思っています。