昔々、大昔、塾のバイト時代。
今は夏期講習の真っ最中だと思います。暑い中、大変です。
さて、授業内容が分ったかどうかの確認は大事なんですが、これは一筋縄ではいかないんですね。単に「分りましたか」「はーい🎵」で終わりじゃありません😅。
ほんの一例ですが、小学生高学年の国語を例にとりましょう。生徒が数人のクラスで、まず長文を読んでもらいます。学力は平均くらいです。
最初に「分らない言葉があったら、必ず質問してください」と言っておきます。
しかし、質問してくる子はまずいません。「質問なかったけど、みんな分ったの?」と尋ねると、みんなうなずきます。
そこで、こちらから長文の難しそうな言葉について質問します。「いぶかしむって、どういう意味?」「二の足を踏むって、どういう意味?」。
だいたい説明できませんね。そこで私のお説教が始まります😅。
質問しなかった理由の第一は、気が弱かった、遠慮深かったからなどでしょう。性格なので仕方ないとも言えますが、少し直した方がいいんじゃないですかね。しつこく追及はしませんけど。
第二の理由は、言葉が分る分らないを気にしないからでしょう。だから、分らない言葉が記憶に残らず、質問もしないわけです。当然長文に対する理解も深くはありません。
分らなくても、全体が何となくつかめればいいや、という思いの子もいます。確かにそういう推理力も大事です。でも、その前に、やはり言葉を沢山知っていた方が、理解はより深まるでしょう。
もう少し言葉にこだわってほしいものですね。
以上はあくまでほんの一例で、他にも子供が本当に分ったかどうかを確認した方がいい場面は多くあります。その方法は、子供に質問していくことが基本ではないかと思います。