いい男の条件? | 心の風景

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いい恋愛をするための提案がネットにはあふれていますね。その多くが肩のこらない読みものという体裁ですが、需要があるんでしょう。つい先日も「いい男の条件」なんて女性向けの文章を見かけました。

 

そこには「誰にでも親切」とか「細かい気配りができる」とか性格の条件が書いてあって、確かにそれはその通りでしょう。そういう条件を多く満たしているなら、恋愛対象としてだけでなく、個人としても立派な人物ということになりそうです。

 

ただこの文章は、あくまで男性の性格が主題ですので、読み手の女性については何も語っていません。

 

そういういい男性がいたとしても、読み手の女性がその人に合わなければ、恋愛はうまくいかないと思うんですが。つまり、いい恋愛をするためには相手の男性の性格も大事ですが、同時に自分の性格や相性も大事ではないかということです。

 

たとえば、相手の性格がよくても、自分がそれほどでなければ、うまくいかないでしょうし、相手の性格がそれほどでなくても、自分も同じくらいでしたら、うまくいくかもしれません。

 

また、もし自分が相手にふさわしくないと思ったら、自分を磨こうという発想も出てくるでしょう。これもいい恋愛のためには大切ではないかと思います。

 

ですが、ネット上にあふれる恋愛指南の文章には、相性のことまで目を向けさせるものは、私の知る限り少ないという印象を受けます。そこまで書くと、話が難しくなって、気軽な読みものではなくなってしまうからかもしれません。