小学生くらいの子供の「偉大」な能力の一つが仲直りだと思います。
派手なけんかをして、嫌い合っても、いつの間にかケロリと忘れて仲よくしています。そんな光景を何度も見ています。つい先日も。微笑ましかったですね。
それと比べますと、大人は子供ほど仲直りがうまくないように感じます。一度仲違いすると、もう絶縁ということも珍しくありません。
それはなぜなんでしょうね。
それは、大人になると、「自分」という守るべきものが出来上がるからかもしれません。
だから、自分が被害者だという意識も強くなり、相手を許そうという気持ちがわかなくなるのでしょうか。
逆に、自分から謝ったりすれば、自分の値打ちが下がることになるので、それはやりたくないと思うのでしょうか。
「自分」が出来ることは大人になるためには必要なことだと思います。それがなければ、自分の人生を自分で切り開いていくことは出来ないでしょう。
ですが「自分」を保ったまま、「自分」に必要以上に執着しないというのは、難しいですね。