日本は敗戦国である。先の大戦で内外に多大な損害を被り、与えた。歴史には謙虚に向き合わなければならない。謙虚とは自分の主義主張に関わらず、ありのままに歴史を見つめることである。同じ過ちを起こさない為にも、事実を自分たちの好都合、不都合に関わらず、洗いざらい事実を認識しなくてはいけない。誤解を生むような捻じ曲げられた事実認識は、お互いに不毛な無意味な憎しみ、争いを生み、好ましいものではない。また、他国の言いなりになってただ謝るのはかえって相手に失礼になる。他国に迷惑をかけたのなら、真の事実関係を報告し、再発しないように努めなくてはいけない。他国が間違った認識を持つ、歴史の事実は、間違いであることを主張しないといけない。領土問題なども相手が間違った認識を持っている以上事実を主張すべきだ。
尖閣などの領土問題に関しては自国の領土であることが国際法上、および歴史的にも明らかである。領土問題は主権の問題である。領土問題には右翼、左翼も関係なく主義主張の問題ではない。各々の主義主張に利用されるのはおかしい。主権が主張されない国家などあり得ない。主権が主張されない国家はまだ独立していないとういことに等しい。主権の主張を抑えられた国家がその後どうなっていくか、過去の世界の歴史を振り返ってみても、内外に不幸をもたらすことは、多くの前例がある(戦争など争いごとに進展するなどの意味)。不測の事態を避けるためにも、領土問題など主権にかかわる問題は堂々と主張すべきだ。
独立国家である以上主張すべきことは堂々と主張し、もちろん他国との協力関係も大切であるので、他国との友好も努力してほしい。世界の中で孤立しては生きていけない。しかし、主権を主張出来ないような国家は他国より相手にされないと思う。
野党は領土問題に対しては積極的ではないようだが、野党も政権を取れば主権の大切さに気が付くであろう。民主党政権時代に尖閣を国有化したように。中国も結局は共産党になっても領土に関してはそれ以前の政権の領土を踏襲している。また、明らかに他民族ののものと思われる土地も支配しており、新たに他国領土も侵略しようとしている。
尖閣国有化に関しては間違っていなかったと思う。タイミングは悪かったかもしれないが、いつかはしなくてはいけなかった。私有地であろうと国有地であろうと、日本政府の我が国固有の領土という立場は変わらない。自国領土をどうしようと、他国から非難を受けることはない。漁船衝突問題などあり、領土が明らかに侵略されうる状況があり、国が直接管理するしか無かったと思う。漁船衝突問題は、ビデオが流出して初めて実態が分かった。公に発表できなかったこと自体情けないが、国家の要請を受け代表して命がけで、海上という不利な条件下で警備にあたっている保安庁の船が、他国の一民間漁船に追い回さられるという、警備にあたっている職員の無念さを思うと情けなくなってくる。これが日本の置かれている立場だと思うとまた情けなくなる。こういったことを仕掛けきて挑発してきているのは中国である。他国領土を脅かして挑発してきているのは中国である。こいったことからも他国から侵略を受けようとしている大切な領土をしっかり管理するという点で、国有化は止むを得なかったと思う。

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