茨城県【筑波山大御堂】2023年4月1日
大御堂の縁起
筑波山は古代から、その秀麗な山容などから、
「神の山」として崇敬されていた。
延暦元年(782)徳一上人が筑波山頂二社を再建、
筑波大権現と称し、中腹に堂宇を建立して、
本尊千手観音菩薩を安置、知足院中禅寺と号して始まる。
弘仁年間(810-823)には、弘法大師によって
真言密教の霊場となったともいわれる。
開山徳一上人、中興は応永元年(1394)元海上人、
明応元年(1492)知足院第1世法印宥玄、
7世宥俊は慶長七年寺領五百石を賜り、血脈法流1世となる。
第2世は光誉。
元海までは天台宗であったが、明応元年から
慶長まで真言宗の法脈が続き、幕府にも法脈が公認される。
江戸期には、宥俊が中興の祖として別当に補任され、
慶長七年徳川家康より朱印五百石を賜る。
2世光誉は江戸別院として建立されていた
護摩堂(江戸知足院)の経営にあたり、
江戸在府となり、以降江戸知足院が筑波山には
院代を置き、寺務を執行させることになる。
3代将軍家光は、筑波山造営を命じ、
七堂伽藍の大寺院となった。
ホームページより抜粋
茨城県つくば市筑波748
「筑波山大御堂」。