先日のぼっちブログで思い出したことがありました。
小学生の頃は、場面緘黙症のため、ぼっちでした。
休憩時間はいつも椅子に座ったまま動かず、唯一動く時といえば、トイレに立つ時くらいでした。
小学校高学年になって、少しは話せる友達のような子もできました。
それでも相変わらず休み時間は椅子に座ったまま動かず、その当時は太っていたという事もあり、
クラスの一人の男子からは『大仏』という、全く嬉しくないあだ名を付けられていました。
※いじめられていた訳ではないのでご安心を
休み時間は、誰かが話しかけてくれるまで動きませんが、周りの話は聞いてないようで聞いていたのでした。
男子A「昨日の『みなさんのおかげです』見た?」
男子B「見た見た!仮面ノリダーめっちゃおもろかったよな!」
こういう会話を何度か耳にしました。
1990年頃、とんねるずが全盛期の時代です。
その頃『とんねるずのみなさんのおかげです』というバラエティ番組があったのですが、夜9時か10時くらいからの放送で、小学生が見るにはちょっと遅い時間でした。
私は、
「仮面ライダーじゃなくて仮面ノリダーって何?!戦隊モノが面白いってどういう事?」
と、ものすごく気になり、新聞の番組欄で『みなさんおかげです』という文字を必死で見つけ、すぐにビデオ録画の予約をしました。
学校では、とうとう一度もその番組の話をする事はありませんでしたが、毎週学校から帰ってくるなり、一目散にその番組を見ていました。
それまでバラエティーと言えばドリフターズ派だったのですが、初めて見るとんねるずと新しいバラエティー番組にどんどんハマっていきました。
録画したそのビデオを、「これ面白いよ」と言って近所の小1の男の子にも見せ、その男の子にも仮面ノリダーを洗脳させてしまったという記憶があります。
(不思議な事に、なぜか近所の年齢が違う子供とは、少しは話せたし、遊ぶこともできたのです。)
学校の先生の息子さんだったのに、そんな夜遅くのバラエティー番組なんて、勝手に見せてしまってすみませんでした。
このような事を繰り返してきたため、結婚して子供ができていい歳になっても
現実と夢と妄想の区別が曖昧
なんて、イタイ大人になってしまったわけです