今日は本の紹介。
芸人、アルコアンドピースの平子祐希さんの本で
『今日も嫁を口説こうか』です。
ずっと読みたいと思っていたので、手に入れました。
意外にもAmazonレビューで高評価。
平子さんは、何年か前にさんまさんの番組で初めて見たときから、嫁大好き芸人として出演されてました。
見た目もガッチリしていて、男前だし、こんなに愛されて奥さんは幸せものだなぁと思ったものです
うちの主人も、わりと愛情表現豊富な方だと思います。
…が、家事はしないどころか自分の出したゴミも机や床に置きっぱなし、お皿も下げない、脱いだ服は散らかしっぱなし。定時に帰ってきたとしても、ご飯食べてからずーっとスマホかTVを見っぱなし、という万年未就学児状態なのです。
ですから
「本当に私の事が大事だと思っていたら、私が嫌がることはしないよね?!」
と、つい主人の悪いところばかりに注目しています。
家事は得意できっちりしてるけど、コミュニケーション不足の、会話しない旦那さんも世の中にはいるだろうし、きっと
無いものねだりなんでしょうね。
話を平子さんに戻しますが、芸人さんというと、一昔前じゃ浮気は当たり前の世界ですから、一体どんな心境なのかあれはキャラなのか正気なのか、ぜひ知りたい!
ということで読んでみました。
【以下ネタバレ含みます。】
本を読んでまず印象的だったのは、
初対面の時は、意外にもお互いの印象がとんでもなく悪くて、とても付き合うとかそういう雰囲気にならなかったこと。
しばらく友達同士の関係のままでしたが、ある日何の感情もなくハグをすると、二人ともお互い前世で一つだったんじゃないかと感じたくらい、『ぴったりきた』そうなんです!
そんな事ってあるんですね。
平子さんは芸人として、長い間売れてなくて、芸人の仕事だけでは食べていけない時代を過ごしました。
それでも奥さんは、必死で支えてくれたそうです。むしろ奥さんの方が結婚する以外の選択肢はないと信じて疑わなかったそうで、まわりも奥さんの熱意に根負けした状態で結婚までたどりついたそうです。
平子さんが感動したエピソードとして語っていたのは、
売れてない時代、二人で外食に行った時の話。お会計時、お金のない平子さんに代わって奥さんが支払ったんだそうですが、男性に恥をかかせないようにと、先にテーブルの下で小さくにぎった一万円を渡してくれたそうです!
もしこれが私だったなら、この人を支えるために自分が彼の分も働いてという気力も出ないだろうし、全く売れない芸人の彼と本当に結婚して大丈夫だろうかと、常に不安でしょうがなかったはずです。
平子さんがすごいだけじゃなくて、奥さんができた女性だったんですね。そんな素晴らしい彼女、手放したくないはずですよ!
私も、この本を度々見返して、リビングに散らかった靴下や、ティッシュや、シャツやらを見ても微笑むくらいの女性にならないと。
と、ほんの一瞬だけ思ったのでした。
この本は、ずっと手放さないでおこう。
そうそう、平子さんですが、この本を読む前にこのアメブロをやられていて、それも全記事読んでみたんですが、おもしろい!
さすが、芸人さんだけあります。
どこの家族にもあるようなたわいない出来事が、彼なりの視点で描かれていて、独特の面白さを醸し出しています。そして、最後にはホロッとさせられる意見も添えてあったりします。
昔は映画関連の専門学校を卒業されて、漫画や小説に関わらず、広範囲な読書家でおられるそうです。
正直、ネタよりも彼の書く文章がすごく好きなのですが、残念ながらブログの更新は二年前で止まっています。
更新希望!
https://ameblo.jp/hirakoyuki/entry-12452139007.html