半年検査の結果(大どんでん返し有り) | トリポジ☆乳がん☆乙女崎夢子の場合。

半年検査の結果。
(大どんでん返しありなので最後まで読んでね)
私のフォアグラ(肝臓)に影があると放射線科からご指摘があったらしく、これが再発転移か、新たな肝臓がんか、良性のものかを調べるために急遽今から造影剤つきのCTを撮り直すといわれた。
肝臓がんの可能性をみるため、血液検査は追加で何項目か増やし、今から血液検査もさせてくれと。

。。。。え。私どうなるんだ?

「仮に肝臓に転移したとして、手術はできんから薬(抗がん剤)で対応する。」

夢子『でも薬で消えることもあるんですよね?』

「うーん。。。肝臓は消えるという表現より、『共にする』という感じかな。」

(なるほど。なるほど。(パニック))

「もし肝臓ガンやったら1つだけやし手術するから。」

夢子『はい。。。。え?ちなみに、転移にせよ原発巣にせよ、お先はそんなに長くない感じですか?』

「まだわからん(キッパリ)1つだけやし、まぁ、そんなすぐどうこうってことではない。」

。。。。(夢子ロックオン)

夢子『せんせーーーーーい😭😭😭😭😭助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けてーーーー(泣)まだ最低でもあと8年。8年後には子供がみなし児になったとしても兄妹力を合わせて誰にも遠慮せず自由にどこででも生きていけるはずなので、最低でも8年!!!(娘が18歳まで)はせんせーーーーーい😭😭😭お願いしますお願いしますお願いします助けてください助けてください😭😭😭😭😭😭😭』

先生静かにうなずく。

『とりあえず急いで画像撮ってきて』

(吐き気がしてきた。。。)

看護師『造影剤でアレルギーとかあります?』

夢子『ないで。。。あ、一度だけ終わったあと起き上がろうとしたらむせはじめて、咳がでたので笑っていたら、アレルギー反応なので様子見させてと、40分くらい待機させられました』

先生「ほなCTやめてPETいこか。F病院いってもらお。どうせPETせなあかん状況や」

もう、なんでもします。

で、先生が一体いつの造影剤のときにアレルギーがでたのかを記録を遡っていたとき。

肺の手術前ですって告げたら確かにその時も造影剤をしていた。アレルギーの記録はされてなかったものの、先生が画像を見比べはじめた。




先生『!!!!ある!!!3年前の造影剤の画像に同じのがある!!!あるから大丈夫!!!なんともないということや!!!』

もうついていけない私の脳と心。

普段クールな先生が机にうずくまって『ハァーーーー(泣)よかったぁーーーー(泣)(泣)』とうなだれている。

ずっと乙女崎さんになんと伝えようか悩んでたと。

先生ーーー(泣)なんかわからんけどありがとうーーー!

ネ申が見れば、それが悪性腫瘍か、嚢胞かの違いは一目瞭然なんだ。
助かった。

。。。。

『先生抱っこーーーー(泣)看護師さん抱っこーーーーー(泣)』とワーワー泣き散らし、

結果、肺も肝臓も無事でクリアできたということでした✨天国と地獄を一気に経験しました。

癌というと、常にこういうシーンが我が身にいつ来るかわからない。
ずーっと覚悟してるつもりでも、しきれていないから怖い。
シングルマザーなので、常に
「○歳でこうなった場合」
とか
「子どもが未成年の間に私が万が一いなくなったら」
を計画だけはしてある。
治療しながら働きながら最後の1秒まで子どもの親としての務めを果たす計画だけは出来ている。

万が一を想像したときに、
預けたい人が見当たらない。
それはきっとどんな人であっても該当しなくて当然で、自分以外に我が子の親になれるはずがないからで、
つまりは、私が親だ!!!という事実でしかなく、
その事実の上で机上の空論を展開するのはとても難しい。
「なるようにしかならない」ことに備えているのは無駄以外のなにものでもなく、そんなことを考えてる暇があったら、今を大切に生きればいいのにと笑われるかもしれない。

1日1日を大切に生きてるつもりでも、しかしそれもなぜか難しい。

なので子ども養育施設の学園に寄付をしている。
私の選択は、もし未成年のうちにだめだったらば、子どもは施設でお世話になると決めている。
生きている今でさえ、
もしかしたら、
もしかしたら、
お世話になるかもしれないと常々思うから寄付をしてる。

幸せでありますように。
幸せでありますように。

何も考えずに生きてろってのも難しい。

癌患者になんか、なりたくなかったなと思うことの1つ。



でも、こうやって色んな場面に遭遇するたびに、やはり私の命は無限でないことは、健康な人たちよりも所々で痛感して生きています。

あーほんと心臓に悪いよ!

でも、「なんともない」という先生の言葉と現実に、いつになく感謝出来る日々です。

ありがたく、ありがたく、生きます。