木内鶴彦さんが体験された過去から未来へ時間の旅をして見てきたことを、
未来の地球のために、人間としての生きる道しるべとするために、
信念をもって忍耐強く活動されていることに心から敬服いたします。
今から5年前、2017年5月にお話いただいた内容の一部をご紹介させていただきます。
ただ死んで生き返っただけの人間じゃない?!
これまでに4つの彗星を発見した木内さん!そのうちのひとつ「スイフトタットル彗星」が、2126年の8月14日あたりに地球とぶつかる可能性が高いといわれたことがはじまりで「地球防衛宇宙構想」というのが立ち上がったそうです。
それは地球上の核の廃棄処理、安全な核の利用のために人工衛生を打ち上げて、核を太陽の近くまで衛航させ彗星の近くで爆発させることで軌道をわずかでもずらすことができるかもしれないというものでした。
木内さん曰く「海溝に捨てる案もありましたが海溝に捨てたら大変なことになります。」それをやった瞬間に地球はおしまいになるとのこと!
小惑星“ Kiuchi”
木内さんは業績が認められて、スミソニアン天文台から小惑星に“Kiuchi”という名前をいただきました。
“Kiuchi”は火星の軌道の外側を火星とともに動いているそうで、将来ぶつからないことを祈っているそうですが…「死後の世界を体験しながら星が地球にぶつかる」って…まるでアニメ「君の名は」みたいです。
ところが「君の名は」の新海誠監督は木内さんが生まれた小海町という同じところで生まれています。木内さんのことを知っていて書いたのか?知らずに書いたのか?何とも不思議です。
ご存じの方も多い話ですが、木内さんが体験されたことは、立花隆氏(ジャーナリスト)から取材を受けた時に“臨死”体験でなく“死亡”体験だといわれています。
さて、ここからは話の本題に入っていきます。
世間では希有な3度もの“臨死体験者”として騒がれた木内さんですが、自身はその体験をもとに、自分は地球のために何ができるのか? を突き詰め、医療や科学などの専門分野、企業の方々との連携、執筆、メディア、講演会と、とても長い時間を掛けて地道に活動をされています。
みんな一体何のために働いているのですか?
−参加者の方に問いかけます−
「私たちは今の肉体を借りて地球で一生懸命生活をしていますが、一体何のために働いているのか考えたことありますか?」
今の産業構造の中で、たくさんのものが生産され商品化され売られ、そのお金でまず一番に買うのは食べもの。最近の食べもの(特に加工食品)は日持ちがよくて消毒してあるからカラダに入ると菌が死んじゃうそう。
だから私たちのカラダはほぼ腐らない!さらに火葬にして燃やしちゃうわけです。でも木内さんは、人間も含めて地球上に誕生して生態系を作っている限りは死んだら私たちのカラダは養分として土にもどらなければいけないんです、と教えてくれます。現代人…地球に全然還元できていないというわけです。
−さらに参加者の方に問いかけます−
「今見えている銀河系の恒星、太陽とおぼしきもの、その量がどのくらいあるかなんて考えたことありますか?1立方メートルのマスに砂をいれて、その砂の一粒一粒が星だと思ってください。その星の量が私たちの銀河を形成している恒星の集まりです。その中にあるひとつの星が太陽かもしれません。その中で私たちは一体何をしているんでしょうか?」
スケールが大き過ぎてピンとこない話ですが、何をしているかと聞かれると誰もが答えに窮してしまいます。
地球人としての誇り
木内さんは今のカラダを借りている世界より、死んだ世界の時間の旅をして歩くことの方に重心をおいているそう。そうして人間界を見たときに「人間ってこうやって欲望が固まっていくんだな、(金)ばかり追いかけていると地球の生態系とか環境とかどうでもよくなる」とよ〜くみえるそうです。私たちは自分たちで地球が滅ぶ方向のスイッチを入れているわけです。でも木内さんは、地球は宇宙船そのもので、地球が大好きで地球人としての誇りがあるんです、とはっきりとおっしゃいました。
500年前のペルーのクスコでは、ひとりひとりの能力の一品をそれぞれが好きなことをして持ち寄る社会構造だったそうです。そのひとりひとりの価値は平等、見返りを求めることなく提供する、人間の違いがその人の働きとしての平等性であり、それが地球の生態系のバランスを整えることになるのだそうです!
確かに昆虫の世界、動物の世界、植物の世界、人間以外の生体は自然の法則に従って生きています。よく考えればわかることですが、今の産業構造や経済システムは“お金”を目的とした競争の場所であり、“能力の持ち寄り”というひとりひとりの違いを活かした社会システムとはかけ離れていることがわかります。
生態系の中で人間は一番の新参者
生態系の中で、人間は一番の新参者!そして神様はなんと藻(単細胞)なのだとか!だから私たち人間は、色々な先輩の生き物が生きていかれるような環境づくりをしなくてはいけない役割があること、そうやって村作り、町作りをすることが本当の道筋なのだそうです。
藻の細胞を作り生命の誕生となるには微弱電流が流れることが必要で、その流れる仕組みが藻の中にひとつできた→木内さんは生死を彷徨ってきた時に、恒星の中で電子がひとつ足りない状態でそれを補おうとして、太陽の光や放射線やアルファ線の光を受けて電気に変える力になる “生命の誕生、仕組み”をみてきました。
生命の、宇宙の神秘を体験したら生き方も価値観も変わる、宇宙飛行士が地球に生還したあとに牧師になったなど、生き方が変わってしまったという話も有名です。
発電するマコモ
木内さんがある時マコモのことを調べていたら、乾燥させて粉状にして粘度みたいにして太陽の光を当てると発電することがわかりました。
マコモのお風呂はただ入るだけでなく、活性水を飲んでカラダの中に帯電している金属イオンを外に出してから入ると循環が取り戻せて効果的とのこと!
因幡の白うさぎの話で、傷を癒すために再生させなきゃいけない、そのために電気の流れを使って蘇生させる必要がある。白うさぎはなんとマコモをくるんで治したそう!
マコモは堆肥にしたら地電流の流れがよくなって作物のできかたが変わるし、繊維化したらカラダにたまる電気が放電される。マコモには細胞を再生させる力があるので、新たな医療につながっていくそうです。
現代人の大きな問題は、電磁波浴びまくり、24時間空調、光害とあげればキリがないほど帯電生活まっ只中!
古来より大切にされてきた植物には、生体を正常に戻す力があることを、私たちはもっと理解する必要がありそうです。
後半は、臨死体験中時間の旅をしている時に見たことを、実際に世界中を旅をして、事実であるかを検証している木内さんですが、地球にはもともとなかった月が、地球に近付いてきた時に起きた大洪水と、木内さんが過去に作ったノアの箱船の話(とにかくスケールがオオキイ)
それを確かめにトルコまで行った話、最近古代におけるある重大な発見をしてしまった話などをしてくださいました。
そのことはまだ詳しくはお話できないとのことで、またいずれ話してくれる機会があることでしょう、ぜひ聞きたいですね。
まとめ
地球の生態系が健康にならなかったら人間の営みも健康にはならない、地球の生態系を取り戻し、その環境を長く維持する産業構造や経済構造を構築すること、新しい秩序をつくることが私たちの課題です。
それをしなかったら地球には次がないかも?!木内さんは、それはなにかの宗教とかではないよ、もし作るとしたら地球大好き人間の集まり、「地球信仰宗教」がいいかな(笑)。とお茶目に締めくくってくださいました。
木内さん、貴重なお話の数々、ありがとうございました!
“木内鶴彦” 宇宙的視野POINT
◎本来のあるべき姿が必要で、それはものすごくシンプルでなければいけない。そしてそれを呼びおこさなければいけない。
◎これからの未来は原始的な世界にもどるのではなくて、精神的に進歩した知性の持ち主に変わっていかなくてはいけない。
◎人間は全員が高度なものにつながっている。みんな自分の脳の範疇だけで生活していて、他力本願で生きていてそれを活用していない。だけど本当は全て自分の意識で生きなくてはいけない。
◎意識というのは時間を越えている、意識がスイッチをいれることは、僅かでも未来につながっている。
◎三次元と五次元の違いを殻に閉じ込めているのが人間。本当は意識によって肉体の能力を引き上げることができる、治すこともできる、再生させることもできるし細胞を動かすこともできる。
◎肉体は意識が借りているもの。意識がこの三次元を作っていてそれは永遠になくならないもの。それは五次元そのものですごい知性なのです。
majolica 編集書籍