この会合が開かれるとの情報を聞いた時の第一の懸念が、フランスの存在であった。しかし、フランスは現在マリに出兵しており戦線の拡大を招くような事態をしないであろうとも考えられた。
第二の懸念は反政府勢力の存在であった。この勢力は以前から会合を有利な場合のもの以外出てこなかった。今回の会合は以前の会合に比べると全く魅力的なものではないとも見ることができるため、過激な勢力がこれを拒む可能性も考えられた。
しかし、事態はそうではなく政府軍による攻撃(反政府勢力の主張)によって、反政府勢力側が参加を取りやめるという形になってしまった。
依然として泥沼化が進む中、一定の決着をつけたい国際社会、シリア国内の立場と、自分の勢力に有利な立場で事態を収めたい立場は今後も争うことになるだろう。この対立はの溝はなかなかうまらないであろう。
この地域の安定においては、介入という手段はかえって事態を悪化させるということを多くの人々は認識している。だからリビアやマリとは異なる対処がはかられている。それは地図をみて友好国関係で、イスラム教の宗教関係で色分けをしてもらえば一定程度は認識できるものであろう。
イスラエルの存在、彼の国と友好国アメリカの関係とアラブ社会との綱渡りのバランスがこの地域には存在するのである。アメリカのシリアに対する対応が消極的であるのは、国内の財政問題もあるが、この地域の事をきちんと理解していることにもある。
シリア情勢を揺さぶりかねないのはフランスでありEUである。イギリスとフランスが統治していたこの地域がアンバランスなものとして今日あるのは、両国の責任が大きい。しかし、フランスは力が十分にないにもかかわらず、正義を掲げて横槍を出す。この悪弊は変わっていない。
まずは、反政府勢力を交渉の場に戻すことが必要である。
ロシアもアメリカもそれを望んでいるし、政府もそれを望んでいるだろう。
反政府勢力は、交渉のテーブルに着くべきである。
#シリア #中東 #ロシア #アメリカ #フランス
思考の整理のために
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・シリア情勢にみる勢力均衡 (2013/2/16)
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