これは、先日触れたロシア、アメリカ主導の対話プロセスからの変化として受け取れる。
アメリカは、その軍事コストに対する懸念からこの問題に関しては、英仏に比べると消極的な対応に終始してきた。そして、ロシアとの一定程度の協調を取ることも策として講じてきたといえる。
しかし、この要求によって、この問題もロシアとアメリカにおける差が際立つことになるかもしれない。
今日予定しているラヴロフ外相とケリー国務長官のベルリンでの会談では、この問題も含めて議論されることは必定である。
ラブロフ外相は昨日の講演で、アメリカに対して国際法の遵守を要求し、たびたび見られる国際法違反に対して抗議を行った。この種の抗議はいつものことだが、シリア情勢に関しての新たな展開が生まれた直後であることを考えると、そこにはアメリカに対するけん制の思惑が必ずあるだろう。
ロシアは、リビアのケースを考えるとそう簡単にこの問題において自国の見解を変えることは考えられない。すなわち譲歩は考えられないのである。
シリア情勢は、シリア国内での対立もさることながら、大国間の言い分の対立も深まるのかもしれない。
ロシアの言い分は、支持することができる論理的なものである。
アメリカの国際法違反の指摘、現状の国際秩序に対するとらえ方は、アメリカよりも法の支配を意識している。
シリア情勢の解決の糸口はまだ見えない。
#シリア #アメリカ #イギリス #ロシア #中東 #国際法
思考の整理のために
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