故郷浜松から、日本全国、そして海外へ。
歌と愛をお届けしている
シンガーときどきソングライター太田幸希です
Vol.99 奄美大島 唄者 朝崎郁恵さん
朝崎郁恵さん。
奄美の唄者として有名な彼女。
彼女の名前を知ったのはテレビ番組だと思う。
ご存知な方も多いと思うが、新日本風土記という番組でそのオープニング曲として彼女の歌声が流れることで、番組の次元の違いを表現しようとする思いまでもが伝わった。
とにかく彼女の歌声には、
ピッチの良さ、音の安定感、歌の安定度などという、
「今の時代に重宝がられる歌への審査とは程遠い感覚」
が宿っている。
とにかく「神掛かってる」のだ。
聞いたことがある方は多くが賛同されるだろうが、とにかく理屈とは違って摩訶不思議な感覚なのだ。
驚くのは、おんとし88歳なことだ。
朝崎郁恵さんの歌声には理屈は必要なく心にダイレクトに届く言葉と声の響きが、言葉で表現出来ない世界を表現している気がするのは、
ここまで培ってきた人生が、言葉や歌声になっているからだろう。
と、ニュアンス的な表現で申し訳ない。
とにかく本日の公演は
場所:コットンクラブ
昼公演
時間:15:00開場 16:00開演
に参加。
ちなみに今回のイベントのチラシ。
中央に居るのが、朝崎郁恵さん。
その両脇にいるのが、阿寒で活動しているアイヌの姉妹ユニット Kapiw & Apappo(カピウ&アパッポ)お二人。ムックリ(口琴)を奏でながら歌う姿が魅力的。
そして両端は旭川で活動し、トンコリ奏者OKIさんと、アイヌの伝統歌ウポポの再生と伝承をテーマに活動するMAREWREWのメンバーRekpoさん。
トンコリ(五弦琴)に興味が出ました。
※上記、紹介文参照
今回、完全入れ替えの2部制。
その昼公演という中で、色々な視点での物事も垣間見えた
ひとつは、ワークショップ的な内容を盛り込んでいたことだ。
大人の事情もあるのかもしれないが、その時間がまた、良かった。
子供の参加を特別制にして、
アイヌの楽器「ムックリ(口琴)」を子供達に配り、それを実践してもらう、という流れだ。
恐らくそんな事もなければ、ムックリには手を出さないだろう。
でも、一生懸命に子供が取り組んでいる姿や音色を聞いたら、この企画もとても有意義だった。
上手く出来ること、上達すること、ばかりに注視してしまう成果主義の世の中になり、
そんな世の中だけど、どれだけ残していけているのか?と更に自問自答が深まりますが、
そんな流れとは違う形で、これからの音楽業界に関わる立場となれたら、幸せだなと思う。
アイヌの音楽と奄美大島の音楽を融合させた
「Amamiaynu(アマミアイヌ)」のライブは、
刺激的でした。
コットンクラブ入り口で。
会場の雰囲気、とても好き
ということで、
今回も刺激的な時間となりました。
それではまた
やらまいかー!
太田幸希
おまけ🌟
あいも変わらず、日本酒を。今日はオリーブと合わせて。
次はこれを。
浜松/日本/Japan/Indonesia
歌手/シンガーソングライター/singer