kokiatsuさんのブログ
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妊娠したが。

手術後、腹水でパンパンに膨れ上がったお腹を引きずり、受診したところ、2個の心拍を確認。
双子を妊娠しました。そして、そのまま入院しました。お腹が苦しくて動けなくなってしまったからです。
ご飯もほとんど食べられず、点滴をしながら腹水が引いてくるのを待ちました。

妊娠して嬉しいというより、早く時が過ぎて苦しみから解放されたい気持ちで、いっぱいでした。

実家には妊娠したということ、双子であるということだけ知らせたました。

母は、双子であることにびっくりしている様子でしたが、全く事情も知らないし、入院していることも内緒でしたから、反応は喜びよりも、双子って大変そう、という感じでした。

実家は新幹線でも8時間かかるので、見に来るという話にもなりませんでした。

主人は父親の末期ガンのことで頭が一杯な様子で、休みはすべて実家にひとりで帰ります。
まして、自分の子ではないのですから、ひとつも嬉しそうにはみえませんでした。

2度めの挑戦

さて、2度めのチャレンジ、排卵は今度も30個以上。
ほとんど自分で車の運転もできず、主人に病院まで連れ行ってもらいました。
仕事があるので、主人は帰り、私1人待っていると、先生から、ご主人は?てきかれました。

AIDをするにも、気休めですが、本人の精子も混ぜるそう。

今日はこれそうもないというと、まあ、いいか、てことで、手術が始まりました。
お腹を5センチほど切ってギフト法は終わり。
のこりの卵子も精子とまぜ、8分割したものを冷凍しました。
麻酔がきれたら激痛、おなかに火箸をあてられてるほど痛かったです。

まあ、病気じゃないし、点滴につかまりながら、1人で部屋に帰らされました。

主人は相変わらず見に来ることもありません。
これから出産まで、トータルで5ヶ月ほど入院になるのですが、主人のお見舞いは5回もありませんでした。

AID

余命半年とは知らされないものの、病名を告知された義父は、なんとしてでも孫をと、頼んできます。
主人は4人兄弟なので、すでに孫はいるんです。

でも子供がいないと絶対つらいから、と。

医師の兄に相談しても、AIDが確実だろうといわれました。

そして、ギフト法でAIDをすることになり、排卵誘発剤で、30個も排卵させ、いざ精子を解凍してみると…。
先生いわく、精子の状態が悪い、ということで今回は見送り。

そのあとまた腹水でお腹がパンパンにふくれあがり、仰向けもよこむきも苦しくクッションで少し背中を起こした状態でじっと耐える時間が続きます。

主人は父親の見舞いに時間があれば実家に帰ってしまい、1人で飲み物だけを飲んでいました。
私の実家には絶対内緒に、と言われていたので1人で耐えるしかありませんでした。

そうして、2回目の機会を待ちました。