kokiatsuさんのブログ -2ページ目

不妊専門医に叱られる

私は29歳でした。
夫は無精子症、20年前だと顕微授精するにもまだまだ技術が確立していませんでした。

義両親に強く進められ、AIDをしたいと申し出たところ、主治医の上の指導医が29歳なんて若いのに、なにを甘えたこと言ってるんだ!
みんなもっと高齢でも頑張ってるんだぞ!
と、吐き捨てるように言われました。

私としては仕事も休めず、排卵誘発剤を打つたびに腹水で苦しんでいたので、どうすればいいのがわからなくなっていました。
夫は一度、検査に来ただけで全く付き添ってもくれません。義母も○○(夫)がかわいそうと泣き出す始末。

そうこうするうち、さらに状況を悪化させる出来事がおこりました。

義父が末期癌と診断されたのです。余命は半年。まだまだ50代、突然のことでした。

消えていく選択肢

なんでそんなに子供を生む必要性があるのか?
義父は子供がいないと親戚付き合いが難しく、息子がかわいそうだと。

頼むからなんでもいいから生んでくれと。

最初からちゃんとした不妊専門医に通ったわけではない私は、へたくそな卵管造影ややたらめったらうたれた排卵誘発剤で痛い思いや起き上がれないほどの腹水など、すっかり疲れてしまってました。


間違いのはじまり

20年以上前、不妊治療は少しずつ広まりつつありました。

うちは男性不妊、このことは私の両親には絶対に秘密に、と、強く言われました。

当時、顕微授精がちょうど始まったばかり。

主人の両親は顕微授精のやり方を聞いて、こんなんで後で変な子が生まれるんじゃないか?
と、反対されました。

そのくせ、絶対に子供を産め、といいます。

先生に相談しても、顕微授精しか方法はない、と言われるし。

私はそんなに子供好きでもなく、子供で苦労している人も見ていますから、どちらでもいいな、と、思ってました。

仕事で社会貢献をして恵まれない子供のために何かするのだって、意味があると思ったからです。

男性不妊なのに、検査をしたり注射をうったり病院へいくのは私だけ。

体の調子もすっかり悪くなり、病気でもないのに病人のように寝込んでしまうこともありました。

もう、止めたいと思っていたところ、医師である主人の親類から第三者の精子による体外受精を進められたのです。