個人的この1作
新世界より
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知る人ぞ知る名作アニメ、アニメとはこれ文学なり、『新世界より』だ。
原作は一般小説にして「日本SF大賞」受賞作品。
2クール作品だが全話一挙見が推奨される作品である。
なぜなら真相が明かされる終盤まで内容がかなり難解だから。
序盤~中盤まで伏線を張り続ける展開が長きに渡って続き、致命的に30分アニメには向いてない題材であったかもしれない。実際「映像化は不可能である」とアニメ化前から言われていた模様。
リアルタイムで視聴していた時、私もよく序盤で切らずに完走したものだ。
今の感性だったらおそらくは途中で投げ出していたかも…
しかしながら見終わった後の満足度は凄まじく、全話視聴終えた人は口をそろえて「神アニメ」と評す…そんな作品である。
ストーリーの真相が判明する18話以降の怒濤の展開は必見。
そのカタルシスは前半の"貯め"の賜物であり、退屈と感じるであろう序盤中盤も振り返れば決して飛ばして良い部分ではないことが分かる。
「偽りの神に抗え」
作品全体のキャッチコピーとなるこの一文の意味を理解した瞬間、視聴者は衝撃を覚えることだろう。
現代社会に通ずる問題や人間の不条理を風刺した哲学的テーマがSF世界観と上手く絡み合い、これ以上ない上質なシナリオが完成された。
作画の安定感は若干欠けていた記憶がありストーリー全振りの作品と言える。
また、声優の種田梨沙さんのデビュー作が本作である。
以降、種田さんは2016年頃に休業するまで業界の覇権声優の一角となった。
本作にはオープニングは存在しないが種田さんの歌うエンディングテーマの「割れたリンゴ」は名曲として今も耳に残る。
ヒット作BEST3
PSYCHO-PASS サイコパス
ガールズ&パンツァー
ジョジョの奇妙な冒険
大激戦クールの1位は、視聴者層で男女ともに高い評価を得たSFサスペンス『サイコパス』を挙げる。
特殊拳銃「ドミネーター」をはじめ「シビュラシステム」「犯罪係数」など、オリジナリティ溢れる世界観が素晴らしかった。
『まどかマギカ』と並び、脚本家虚淵氏の全盛期を代表する作品と言える。
以降、劇場版にTVシリーズに、続編も多く制作されたが、自分としては1期が至高。
2位はこれまた超名作の『ガルパン』を推す。
少女たちが戦車で勝敗を競う「戦車道」。
なんとも奇怪な発想なのに、これが非常に面白くスリリングな作品に仕上がっている。
シンプル・イズ・ザ・ベストを体現したようなアニメである。
ミリタリー好きな方なら一層楽しめると思われるが、普通に王道スポコンものとして最高に楽しいアニメであった。
3位は自分のリアタイ時ハマり度では一番だった『ジョジョ(1部~2部)』だ。
ジョジョの奇妙な冒険と言えば80年代~90年代に自分もマンガで触れたことのある作品であるが、時を経たアニメ化によって改めてハマることができた。
ジョジョと言えば基本的には「スタンド」が登場する3部以降が有名であるものの、アニメを見て感じたのは意外に1部~2部がメチャクチャ熱くて面白かった事実。
以降、ジョジョは第3部~第7部までアニメ化することになるけど、第1期に該当するこの年の1部~2部編が断トツに面白かったのが個人的見解。
こんな作品もありました
中二病でも恋がしたい!
https://www.anime-chu-2.com/tv/
BTOOOM!
K
『中二病』がベスト3に入らないとは、なんという豊作クールだろう。
京都アニメーション全盛期を代表する作品のひとつ。
シナリオ的には序盤の中二ギャグは大変面白かったが、終盤のシリアスは少々苦手に感じた。
後年、2期&劇場版も制作された人気作品。
『BTOOOM!』はよくあるデスゲームもの。
コモドドラゴンの恐ろしさが認識させられたことが印象深い。
単純明快なところが逆に良くて続編あるかもと思われたが結局やらなかったね。
いわゆる漫画販促アニメだった感じ。
『K』は私にとってはクッソつまらない意味不アニメだった。
しかしながらイケメンキャラが盛りだくさんだから腐女子人気は高く、男女の評価が真逆なアニメと言える。
「総員、抜刀!」「後藤抜刀!」「伊藤抜刀!」「佐藤抜刀!」「宮野抜刀!」「杉田抜刀!」の印象しかないわ、俺は。
腐女子はこれを見ながらおち●ぽ抜刀を妄想してたりしたのかな?