2012年春← 2012年 夏期 →2012年秋
個人的この1作
じょしらく
https://king-cr.jp/special/joshiraku/
「つまんねーこと聞くなよ!」(cv.佐倉綾音)
私の中であやねると言えば未だこのアニメ。てゆーか、ほぼほぼデビュー作?
落語家である5人の女性が登場人物の会話劇メイン。
ジャンルとしては日常系+パロディギャグという感じか。
ひとつだけ言えるのは落語アニメではない。だが、それがいい。
語り継がれるようなアニメでは全くないが個人的には思い入れがある作品だ。
本作は1話3エピソードで構成される形式。
AパートとCパートは楽屋内で5人がとりとめのない会話をする密室劇で、これはおそらく基本的に原作をなぞったエピソード。
Bパートは5人が私服で東京観光をする話に統一され全てアニメ完全オリジナルで描かれる試み。いつも落語服の各キャラがBパートのみ可愛らしい私服を着ており、味変効果も表れた面白い試みだったと思う。
ただし、メインとなるのはA&Cパートであろう。
「このアニメは女の子のかわいさをお楽しみ頂くため、 邪魔にならない程度の差し障りのない会話をお楽しみ頂く番組です」というキャチコピーが作中度々流れるが、ずばり言って差し障りはある!
これ放送してええんか…という、例えば北朝鮮やロシア、あるいは原発まで、色々と触れたらアウトな風刺ネタを仕込んでいた。
もはや鼻っから後に語り継がれるような作品するつもりはなかったように思える。
ちなみに円盤は無事販売された模様。
当時の時事ネタをパロる場面が多めな点は、今視聴して楽しめるかは微妙。
…そんな時代もあったなあという気分に浸りたい人にはオススメ出来るかも。
あと異常に「市川海〇蔵パロ」が多かった件について「灰皿テキーラ事件」って当時そんなに盛り上がっていたかな?後年身内にご不幸もあって今ではネタに出来る人物ではなくなり、また歌舞伎界ではそれどころではない不祥事が起こっているのでいやはや何とも…
改めてリアルタイムの盛り上がりにすべてを賭けたような作品であった。
オープニングは現在も偶に聴くくらい好き。
Youtubeに公式動画が残ってるのは嬉しいぜ。
ヒット作BEST3
ソードアート・オンライン
https://www.swordart-online.net/
TARI TARI
織田信奈の野望
2位以下に大差を付けてのヒット1位は『SAO』の第一作。
この後、類似作品が腐るほど生まれたが当時としては画期的だった。
もっともRPG世界に入り込むというネタは古来から様々な媒体で存在はしていたとは思うが、ここまでしっかりしたストーリーで、かつ高品質なアニメーションで再現したのは本作が初だろう。
声優の松岡禎丞さんもこの頃は大型新人声優の一角で実に若々しかった。
今は…(ry
『TARI TARI』は原作無しのオリジナルアニメで合唱部を題材にした青春作品。
タイトルの意味では「笑ったり泣いたり」のような日本語の「~たり」が由来で、各話のサブタイトルは全てこの「〇〇たり〇〇たり」に統一されている。
当時としては、作画良し、キャラデザ良し、キャスト良し、音楽良しの良作。
1クールなのでストーリーがやや駆け足なことだけがいささか残念だった
ちなみに後の鬼滅声優の花江クンは、本作がメインキャラデビュー作!…だと思う。
『織田信奈の野望』は戦国時代にタイムスリップしたら武将が全員美少女だった~!という分かりやすい作品。
歴史好きなワイ大歓喜な作品で、意外と内容も史実に沿ってて面白かったと記憶。
ロリキャラの竹中半兵衛はキャラデザがくっそ可愛かったし、陣営最年長の丹羽長秀も美人で口癖の「〇〇点です」は最高にハマったし、キャラクター点は非常に高い。
しかし信奈だけ名前も女子風に変わってるのに、他のキャラは男名のままなのは違和感があった。
2期が期待されそうな締め方してから10数年、未だに続編の発表はありません!(まだ諦めてないのは私だけじゃないはず!?)
こんな作品もありました
人類は衰退しました
https://www.marv.jp/special/jintai/
恋と選挙とチョコレート
ココロコネクト
『人類は衰退しました』はかなり哲学的な作品だった。
原作信者は多数いるものの、当時の自分では内容ほぼ理解出来んかった記憶が。
今視聴したらどうなるかは気になるところ。
いや、昔より脳が老化してるので益々分からないのは目に見えているが。
『恋と選挙とチョコレート』はラノベ風だが原作はアダルトゲーム。
無論アニメでは18禁要素はカットされてる。
選挙戦をテーマにしているストーリーはなかなか見応えがあるので必見。
中村繪里子、今井麻美、水橋かおりetcその世代が好きな声優ファンは是非♪
『ココロコネクト』は男女の体と中身が入れ替わる話から始まる。
…そう!後の名作映画『君の名は』は本作のパクリだったのである!(ナンダッテー)
作品の内容とはまったく関係のないところで炎上事件(=イジメコネクト)が騒動となりヒット作にならなかったのは非常に残念だった。
とはいえ個人的には炎上抜きにしても素材を活かせなかった凡作の評価に留まる。