初心に帰って今年の推しは | いんふぞりあが湧いている。

 魚本にしたいと思います。

 

って、一年の計を宣言するにはちょっと遅いですが。

 

まだネタはあるんですが、画像がね。

 

では今日は、紹介数の少ない「和書」から。

 

熱帯魚 飼い方殖やし方    石川貞二  昭和28年  1953

装丁がちょっと洒落ていて、

外装箱に穴があり、本体カバー絵が見えています。

 

その絵もこの時代にしては、と言う感じで、

結構渋め。

 

当時の配送状況による価格設定。

何枚か見てもらった画像から分かると思いますが、

状態はあまりよくありません。

手持ちは1955年昭和30年発行の四版。

 

内容はと言うと、

口絵にカラーイラストが。

 

戦後8年で趣味の世界の書物がここまでに。

まだまだバットは現役ですが、枠付きの水槽が推奨に。

曲がったヒーターは初見。

クリプト”コライン”、プレコ、コリドラス。

インフュゾリア。

ベタケースはもうこの頃からあったのか。

ディスカスについての著述が。

 

各魚種についてはもちろんですが、

 

「飼い方殖やし方」のタイトル通り、

 

広めの解説が述べられています。

 

内容的には満足いくものだったんですが、

 

うれしいおまけが。

当時の物?なのか熱帯魚店のチラシが封入されてました。

生体や器具類の価格一覧表が。

チョコグラが桁違いの価格。

最高値はメチニス。価格が二つあるのは、

 

6000円から10000円って意味かな。

水草もバナナプラントなんてのが見える。

 

器具類も性能はともかく、種類で言えば今と遜色なく。

 

書籍がタイトルだけなのが残念。

 

で、ちょっと状態が良くなかったので、

二冊目購入。

入手時にすでにビニールでカバーされておりました。

 

画像が見える古本屋で購入したのですが、版は新しく、

昭和31年の第六版。

 

三十の表記が変わってます。

 

内容はほぼ変わらずなのですが、

 

六版最後の頁で熱帯魚の販売箇所と紹介されていた、

千疋屋の表示が、

無くなってるくらいかな。

 

ところが、なんとこちらにもおまけが。

価格等は変わっていないのですが、

レイアウトが少し変わってたり、イラストが入ってたりするのですが、

 

やっぱり書籍情報が。

 

たまたま手に入れた古本に、偶然同じ熱帯魚店のチラシが、

 

入っているなんてちょっと考えにくいんで、

 

デフォで折り込まれていたのかしら。

 

ちなみにこの本、出版社名違いでの発行もされており、

 

そちらの方がオリジナルで部数は少ないみたい。

 

年初から長くなってしまいましたが、最後はお決まりの、

大きさ比較対象物を交えての画像で。

 

                 かしこ