五十女こけ(いそめこけ)@映画、読書、古典、評論@isoisodo遣唐使の廃止で中国圏を脱する日本です。唐の没落に巻き込まれる危険はなくなりますが、以降外交がない国家です。政治に深刻な対立が生まれず一年を恙なく繰り返すことが至上となります。天皇は儀礼に尽くし政治的である必要はなくなり、すべては先例の通り、それにぴったりに生まれるのが摂関政治。
2022年05月17日 07:58
五十女こけ(いそめこけ)@映画、読書、古典、評論@isoisodoそれにしても11世紀の都に頻発する大火です。内裏は遷都この方百数十年に亘って無事を誇りながら960年に焼け落ちると以降めぼしいものだけで1039年、1042年、1048年、1058年、1068年、1082年という有様。大火の原因は人びとが夜っぴいて暮らし始めた、これに尽きます。
2022年05月17日 15:58
五十女こけ(いそめこけ)@映画、読書、古典、評論@isoisodo朝廷とは文字通り朝に開けた政の庭、官吏は日の出と共に出勤です。それが平安も半ばになると天下に知らしめす豊楽院での儀式は激減して天皇は日常空間である清涼殿で近臣と親密な関係を築くようになる。それに伴い儀式、宴は大きく夜にずれ込んで大… https://t.co/QZUkcKRKnM
2022年05月18日 07:58
五十女こけ(いそめこけ)@映画、読書、古典、評論@isoisodo天皇とは時間です。のちに南北朝の争いで南朝が天皇を廃位した挙げ句に上皇たち諸共に京より連れ去ると治天の君がひとりもいない都はあらゆる寺社の祭事、節会が停止、暦が止まります。天皇と寺社はそれほどに絡みつき、ですから天皇が夜ふかしとなれば祭事も夜へとズレていき寺社もまた大火に落ちる。
2022年05月18日 15:58
五十女こけ(いそめこけ)@映画、読書、古典、評論@isoisodo都で続く大火が再建費用の捻出に荘園の確定を促し、結果的に寄進荘園の増進となります。同時に大火の影響は別の面にも広がります。再建には膨大な木材が必要になりますから、都周辺の山林から伐採されます。しかし火事が頻発すると山林が回復する前に伐採となり禿山が拡大。そう都に洪水の危険高まる。
2022年05月19日 07:58
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『 こけさんの、なま煮えなま焼けなま齧り 』 五十女こけ