月原悠の音楽レビュー
遠い空を見上げると雲の隙間から音が降り注いだ。
僕は思わず祈りを捧げ君を思い起こした。
ようこそ、月原悠の音楽レビューへ
雨が降ったりで、うっとおしいですね。
でも、こんな時でも心が晴れるような音楽を聴きたいですね!
ショパンの雨だれもいいですが、今回は前々回から引き続き、
アヴェ・マリアの曲をお届けいたします。
この音楽レビューはあまりクラシック音楽を知らないという方や
音楽知識はあまりないけど……
そういわれる方にもわかりやすく、難解な音楽専門用語を使わずに、自分の言葉で書いていきます!
よろしければ、最後までお読みいただき、音楽の旅へとお手伝いできれば幸いです。
三大アヴェマリアと言われる、最後に紹介するものは
バッハ~グノーのアヴェ・マリア
まずは、上の動画をお聴きください。
いかがだったでしょうか?
どことなく、今日の雨を打ち消すような空からの優しい笑顔が見えてくるような気がしませんか?
それでは、この曲をお聴きください!
ラン・ランさんの平均律クラヴィーア曲集より第1番です。
あれ?
そう思いませんか?
そうなんです。伴奏がほぼ同じ?
はい、バッハの平均律をそのまま伴奏に使っているのです!
理由は次の回でお届けいたします!
上の動画の演奏家らを紹介させてください。
小林沙羅
小林沙羅さんは、東京藝術大学を修了後、ヨーロッパで研鑽を積んで、国内外の主要なオペラでソリストとして活躍してきたソプラノ歌手です。
受賞歴も豊富で、演奏活動と教育活動を平行して活躍されている実力派アーティストです。
ラン・ラン(Lang Lang)
彼は、若くして、技術と表現力が際立つ天才ピアニストと呼ばれ、音楽を通じた懸け橋として世界に影響を与える教育者・文化発信者でもあります。その華やかな演奏とチャーミングな人柄で、クラシック音楽界のスーパースターとして知られています。
個人的にラン・ランさんは好きなので、今後、いろいろご紹介させていただくと思います。
パフォーマンス的なところに違和感を感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、私は大好きです!
それでは、アヴェ・マリアの曲の伴奏となる
平均律クラヴィーアとはどのような曲なのでしょうか?
バッハが書いた<平均律クラヴィーア曲集>は、わかりやすく言うと鍵盤音楽の百科事典のようなものです!
ひとつの曲集に、多くの調(ハ長調やト短調いろいろ)で作られた短い曲が入っており、どの調でも弾けるように工夫された、とても画期的な作品になります。
今回ご紹介している「バッハ~グノーのアヴェ・マリア」に使われている曲は、その中でも特に有名で美しさが際立っており、難しい技術や派手な盛り上がりはありませんが、まるで、静かな湖のように漂い、やさしく流れていく和音の連なりが本当に美しいのです。
正式には
バッハ
(平均律クラヴィーア 第1番・第1巻
「ハ長調の前奏曲」になります。)
その前にバッハの紹介をしないとですね……
ヨハン・セバスティアン・バッハ(1685~1750)は、ドイツの作曲家であり、バロック音楽の大巨匠です。
クラシック音楽の中でも、「すべての音楽の父」とも言われるほどで、後の時代に大きな影響を与えた存在です。
「音楽を学ぶなら、まずバッハから」と言われるほど、基礎の中に深い感動がある。
そんな作品を残した人になります。
今回ご紹介している<平均律クラヴィーア曲集>
そんなバッハの知恵と祈りが込められた代表作のひとつになります。
この、平均律クラヴィーア 第1番・第1巻
謎めいたところがあります。
それは終盤において、一時的にニ短調へ転調するのです。
分かりやすくいうと、突然暗い謎めいた暗く神秘的な雰囲気の旋律になります。
これが、この曲を彩っているような気がするのです。
バッハながらの天性らしさが感じられる部分ですね!
最後に著名なピアニストのこの曲の聴き比べをお楽しみください!
どれも、個性があって、演奏のだいご味を感じさせてくれます。
演奏次第で雰囲気がガラッと変わるのが感じられたのではないでしょうか?
あなたはどの演奏家がお気に入りになられましたか?
私はグレングールドのファンでもあったりして、彼の演奏が大好きです。もちろん、他の演奏家たちのものも魅力を十分にかんじますが。
後はリヒテルの演奏も自然なながれで、この曲らしい雰囲気を漂わせています。
グレングールドは語ると長くなりますので、いずれ、ご紹介しようかと思います。
一言で言うと、天才ピアニストといわれ個性的で好みがわかれる演奏家でもあります。
今回はバッハ~グノーのアヴェ・マリアのパート1ということで、簡単にバッハの平均律クラヴィーアの魅力について触れました。
次回のパート2ではなぜ、グノーがこれに旋律を乗せたのかなど、盛りだくさんのエピソードをお届けいたしますので、お楽しみにしていてください!
それでは、また次回、お会いしましょう!
さよなら、さよなら、音楽への旅へどうぞ!
このブログは入念に調べておりますが、事実関係においては限界があることもあり、必ずしも正確とは言えない部分もあるかもしれませんが、ご了承ください。