災害復興ボランティアに参加してきました | 設計 木花家(こかげ)ブログ

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設計監理してる設計士です。

GW前に石川県からの依頼で急遽能登地震災害ボランティアに参加してきました。

前日の午後に参加の依頼連絡が来ましたので・・・必要人数を確保出来なかったのでしょうね。

急に連絡が来ましたが予定を変更して災害ボランティアに参加です。

 

集合は所は金沢駅バスターミナルです。

今回はバス3台で災害ボランティアに向かいます。

 

 

バスの出発時間は朝の6時です。

早い時間の集合ですが皆さん沢山集まって来ています。

バスはそれぞれ行先が違いますので石川県の担当者が乗車バスの振り分けを行っています。

 

 

 今日のボランティアの場所は能登町です。

地図で場所を確認です。

 

 

 

能登町の災害ボランティアセンターに到着しました。

 

 

 

後ろの倉庫内がボランティアセンター集合場所です。

ボランティアセンターに着くと参加者の氏名等を確認してグループ分けが行われます。

ボランティアセンターの運営は全国の市町村から職員さんがお手伝いに来ています。

これまでボランティアセンター運営の経験の有る方が居ますのでスムーズに進みますね。

 

 

今日の作業内容とグループ分けが行われます。

1グループは4名~6名程度になりますね。

作業内容の説明が行われています。

災害ゴミの分別方法とゴミの捨て場所などの説明が有ります。

災害だと言って何でも混ぜて捨てるとその後のゴミの処理に時間が掛かってしまいますので、災害でもゴミの分別収集作業は重要になっています。

 

 

私のグループ説明が終わりましたのでいよいよ出発です。

作業に必要な道具を借りられますので道具を載せて向かいます。

 

軽トラが何台も準備されています。

軽トラはマニュアル車が多いですが、何台かオートマチック車が有ります。

マニュアル車の運転が出来る人は重宝されますね。

 

 

片付け希望連絡の家に向かいます。

この地区は地震後津波が1階天井まで来た地域です。

海に近い家は津波で流されてなにも有りません(涙。。)

 

 

水路を津波が逆流して周りの建物を壊して流されています。

 

 

津波でゴミが家を塞いでいます。

ゴミを片付けないと車も出す事が出来ません。

車は海水に浸かっているので・・・使えませんね。

 

 

依頼者さんも地震後裏の高台に避難したですが、その後津波が襲ってきて家が壊れて流され行くのを見てたそうです。

高台に逃げて命は助かりましたが、自分の家が壊れて流され行くのを見るのは耐えられませんね

 

依頼者さんの家は海から少し離れて少し高い所に建っている家で床上浸水になりました。

家具やその他で海水に浸かってダメな物を排出処分のお手伝いです。

家の人も震災で酷い事になっているのに家の片づけを黙々とやっていたら心も沈みますよね。

 

片付けが進むとまた前向きに今後の事を考えられるようになります。

普段なら簡単に片付けが出来るような事でも災害時は気力が無くなって難しいので遠慮をしないでボランティアを頼むと良いですよ。

 

 

ゴミの集積所です。

広い場所で燃えるゴミ、ガラス、鉄くず、プラゴミ、衣類などそれぞれの場所で分別ゴミを下ろします。

各ゴミを下ろす所に作業員が居て下すのを手伝ってくれますので早くスムーズに下す事が出来ます。

 

 

 

午前と午後で2か所の片付けボランティアを行いました。

予定の時間が来ましたのでバスで帰ります。

お疲れさまでした。

 

 

GWには沢山のボランティアさんが能登半島に来てくれてます。

災害復興のボランティアはこんな感じで作業をしていますので、復興ボランティアに参加されたい方は是非ボランティア登録をしてボランティアに参加をお願いします。

難しい作業や危険な作業は有りませんので誰でも参加する事が出来ます。

 

能登地震後から家の耐震相談が何件も有ります。

今回の地震で家は傾かずに建っていますが次の地震でも傾かずに建っていられるかは分かりません。

地震で家が倒壊しなくても傾くと結局は長く住む事は出来ずに取り壊しになってしまします。

やっぱり地震で家が傾かないように耐震工事をする事をお勧めします。

 

地震から4カ月が経ちましたので、段々耐震工事の意識が薄れてきます。

デザインや設備よりも家族が安心して長く住める家が良いですね。

 

断熱と耐震にこだわる設計木花家です。

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