お月お星 | 木かげdeえほん

 

お月お星 (読み聞かせ絵本シリーズ 日本の昔ばなし) [ 鈴木サツ ]

川崎洋 監修

鈴木サツ 語り

朝倉摂 絵

瑞雲舎

 

 

見返しに上閉伊郡(かみへいぐん)の大正2年10月の

 

地図があるのね。

 

上閉伊郡というのは、

 

岩手県の海に面した

 

遠野と呼ばれる地域に入っているらしいのね。

 

そこの昔話の絵本なんですって。

 

「語り」が奥付にわざわざ、書いてあるってことは、

 

その語りのように文字が起こされているようです。

 

出だしも

 

「むかす、あったずもな」

 

から始まります。

 

静岡に生まれて育ち、長く関西で暮らすうきょうには、

 

読みにくい^^;

 

とはいえ、書き文字で起こされているので、

 

漢字なども見ながら読めば、意味はわかります。

 

わかりますが、読みにくい(笑)

 

 

お月、と お星という美しい

 

仲の良い姉妹のおはなしなんですけど、

 

義姉妹なのよ。

 

姉が先妻の子、妹が後妻の子、

 

その義理の親子、姉妹の話なんだけど、

 

途中、もうえげつないのよ。

 

おっそろしい。

 

義理の子とはいえ、そんなことができるもんなんだろかって

 

くらい、後妻さんが、お姉ちゃんであるお月をいじめるのよ。

 

いじめるってなもんじゃなく、いたぶる?

 

虐げる? とにかく、おっそろしい。

 

 

そのおっそろしい事のあとにさ、

 

ええええっっ。 そうなの?

 

ゆるすの? ゆるせるの?

 

っていうハッピーエンドなんですけどね。

 

 

 

そこにつながるときに大事な役割をはたすのが、

 

ケシの花。

 

関西ではすでに終わった感じですが、

 

東北や北海道などの寒い地域は、

 

今頃、満開でしょうか?

 

なんとも、美しいけど、ケシの花っていうのが、

 

なんとも女性のもつ怪しさであるとか、

 

惑わせる感じ、も匂わせて、

 

恐ろしい雰囲気を盛り上げるわあ。

 

読んでおいてね、って言われて、

 

へえ、こんな絵本があるんだ、読みにくっって

 

読み始めて、途中から、もう、ええええっっっ、

 

ちょっと、文字の問題じゃなく、

 

書いてある内容が、もう、うきょうは受け入れがたい。

 

読みにくいわっっっ。

 

とはいえ、ハッピーエンドなんですけども、

 

もやります。

 

ほんとに、いいの? って。

 

とはいえ、厳しい東北の人たちの人生観の中に、

 

それでも許し、

 

身内同士が身を寄せ合って、

 

いろんな気持ちを包み込みながらも、

 

生活していくことの幸いを大切にしていきたい、

 

というものがあったのかしらねえ、

 

なんて思いながら読むと、うーむ、奥深い、

 

とは思います。

 

思いますが、いろんな意味で、うきょうは、

 

読みにくいと感じた1冊でした。

 

 

 

 

 

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