間もなく新年。
2024年1月14日まで開催中の
「ひだまりの絵本画家柿本幸造展」
に行ってきました。
JR広島駅から市電やバスにのって
少し行かないといけない場所ですが、
とにかくいずれも本数が多いので、
駅からすぐ、って感じがしますよ。
館内は基本的に撮影OKですし、
グッズもクラニフなどでみないかわいさなので、オススメ。
わりとのんびり楽しんだつもりですが、
それでも9時の開館と同時に入って、
企画展以外の所蔵展示もみて、
11時30分ころには、
美術館内のカフェ・ジャルダンでお茶をしていたので、
2時間もあれば、くるっと一周してこられると思います。
(どんくまさんのりんごケーキ、オリジナルの紅茶もありましたが、
うきょうはフレーバーティが苦手なので、ストレートティで。
りんごジャムの紅茶はアウガルテンのすてきなカップで出てきます。
↑紅茶のカップってロイコペとか高いものがいくらでもありますが、
うきょうはこのアウガルテンのカップのシリーズが一番すき。
タカギベーカリーのアンデルセンさんの運営のお茶やお菓子なので、
とにかくおいしい。ランチプレートもありましたが、
うきょうはおなかいっぱいになりそうで、たべられませんでした。
優先は今だけ、のこのケーキ(^^)
会場内のあちこちに、
なつかしい、あの絵本のモチーフ。
キャラクターたちがお出迎え。
もともとはデザイナーさんだったとのことで、
日産のカレンダーなどを描かれていたそう。
それが児童書の編集者さんの目にとまり、
絵本や童話の挿絵を描かれるようになっていったそうですよ。
これは11月12月分のカレンダー原画なんだそうですが、
日付などを入れる部分をすでに空けての構図になっていたり、
よく見ると、カレンダーのめくりの方向なども
イメージされたのか、
反転、ネガポジでかかれているんですよね。
今ならデジタルで処理しちゃう部分も、
ぜーんぶ、原画の時点ですべて処理されているの。
1950年代の街の風景にしては、
異国風であり、それでいて、日本のどこか、な雰囲気もあり、
色鮮やかな冬の街に、カレンダーだけど物語を感じます。
ダーッと並んだ原画を遠目でみても、
色の美しいこと。
文字入れなども計算されて書かれていると思いますが、
真っ白になってうすいなんて画面がまるでない。
ドンくまさんのラフなどもありました。
取材メモなども、先生の視点、目線、当日の天気や、
本来、その地域がどんな雪がふるのかなども書かれていました。
雪の状態の違いや、
その日の空気感まで閉じ込めて書き込もうとされていたんですね。
すごい!
ああ、ステキ♡
イラストのテイストとしては、
古い、なつかしい、
なんて言われちゃう部類に入ると思いますが、
もう、一枚、一枚がすごくいい。
改めて、読み返したくなりました。
中川正文先生が、
絵本というのは、
テキスト作家とイラスト作家の、
真剣勝負の切磋琢磨によって生まれるのです、
ってお話されてましたけど、
ああ、そういうことなんだなあ、
って改めて思いました。
柿本先生の描かれるはしご車は、
ちゃんとその特徴をとらえながらも、
お話で設定されたキャラクターのかわいらしさがにじみます。
よーくみたら、同じ号に中川先生の作品も(^^)
とにかく、楽しいがいっぱいなので、
のんびり半日かけるくらいのつもり行かれるといいかと思います。
冬休み中はもしかすると、
子どもさん連れも多いかもしれませんが、
平日であれば、のんびり見られると思います。
(うきょうの画像はだれも映り込んでないでしょ(笑)
みんな、見てきたらいいのになー。
(うきょうの1年生の教科書はまさしくこれ!
1年生のときの京極先生は、この体育のイメージを作りたかったのか、
本当に白い帽子に白い半袖の体操服、ジャージで
ちゃんと首からホイッスルを下げて体育の授業をしてくれる先生でした。
1年生のときにはぼんやりとしていて気づかなかったけど、
国語の先生だって聞いていたから、
先生なりのクラス運営、想像することの楽しさ、
おはなしを追体験していける豊かさを伝えようとしてくれていたのかも、
と思うと、半世紀以上生きた今でも、わー、ありがとう、先生っていえます)
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