ルース・ソーヤー 文
ロバート・マクロスキー 絵
こみやゆう訳
岩波書店
SDGs(エスディジーズ)という言葉が最近、
目にとまったりしませんか。
目で見たり、耳にはしていても、
読み方も知らない、なんのことかもわからない、
という方もいらっしゃるかと思います。
いいんです、いいんです。
だって、最近生まれた言葉だもの。
最近生まれたこのSDGsをちょっと知っていただくのに、
今日の絵本をご紹介。
SDGsはうきょう的に簡単に言っちゃうと、
ずーっとずーっと、小さい人も大きい人も、
人だけじゃなくって地球にあるものすべてが
ニコニコしてられるように過ごすにはどうしたらいいの?
それ、みんなで考えよう! 出来ることやってみよ!
っていう呼び掛けかなーって思っています。
みーんなが笑顔でいるための目標が17個ざっくりつくってあって、
その1番目にあげられているものが、
【貧困をなくそう】
です。
https://ehonmirai-lab.org/challenge-project/sdgs-ehon/
もちろん、そんなお話じゃないかもしれないし、
そうかもしれない。そう読んだ人がいるってことです。
うきょうもさっそく読んでみましたよ。
うきょうの中ではおだんごばん的な、
コロコロパンケーキ的な、ああいうのよね、
なーんて思って読んでみたら……。
ジョニーって親がいないの??
おじいさんとおばあさんはクツを履いているのに、
ジョニーは裸足なのね。
どんな生い立ちなのかしら……。
おじいさんとおばあさんは泣いて別れているのに、
ジョニーは表情は……。
絵本だからこそ、地の文にはないことにも気になります。
ねえ、お金がないってどういうことなの?
貧しいってどういう感じ?
この絵本はドキュメンタリーでもないし、
ノンフィクションでもありません。
だけれども、きっと、こういう生活の場面が
1950年代のアメリカでは不自然なことでもなかったのでしょう。
この恵まれない子になにか、施しを!
なーんてお説教臭いお話でもありませんよ。
どちらかというと、テンポのいい繰り返しのある楽しいお話。
それをSDGsの貧困をテーマにしたことにも当てはめられる、
幸せに向けてどう焦点を当てていったらいいのかまで、
この絵本で伝えられるかも……、
そんな風に読めるという視点が入って楽しかったです。
緊急事態宣言後、2回目の土日が過ぎましたね。
関西は朝からさわやかないい天気でした。
まだまだ、時間はありますからね。
ご自宅にある絵本をもう一度読み直すと、
もしかすると、新しい視点の発見があるかも!
【SDGs×絵本】どんなものがあるのか、
ぜひぜひ、リンク先も遊びに行っていただきたいです。
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