全国秘境駅ランキング2位 尾盛駅 | コジツケ君がゆく

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戦闘民族サイヤ人の王子であるこの俺に
パチンコ屋で働けと言うのかぁ!!

※このブログは私が個人的に行っているもので、 私が勤める会社、店舗、系列店舗とは一切関係ありません。

昨日のブログの続きです。
 
残念無念。。徒歩で尾盛駅へ行くことを諦めた私は接阻峡温泉駅へ引き返しました。往復約2時間でしたが勾配のある荒れた廃道を歩いてきたせいか気付けば全身汗びっしょり。そのため接阻峡温泉駅近くの資料館の敷地にあった休憩所でシャツを着替えました。そしてこの日着ていた上着のスウェードっぽい生地のジャンバーには藪を通った際に付着したと思われる植物の細長いトゲトゲが沢山付いており一つ一つ手で取り除きました。
接阻峡の資料館を見学し、その後大井川沿いを散策した後、再び接岨峡温泉駅へ。この駅は有人駅で私が駅舎に入ると一見ぶっきら棒そうに見える駅員(私服)らしき人が親切に石油ファンヒーターをつけてくれました。
駅前には風呂屋があり、マキを燃やす煙と匂いが辺り一面に漂っています。
列車が来るまでこの駅を見学しながら30分ほど待たせて頂き14時48分の列車に乗り込みました。
 
途中、列車の車窓からあの吊橋が見えました。そして車内放送では以前遊歩道建設計画があったことや残された吊橋のことを説明していました。
■車内放送動画
※動画の音声が出ない場合は音声アイコンを再度クリックし直しで音が出ます。
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いよいよ尾盛駅に到着
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そして尾盛駅で一人下車
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遂に全国秘境駅ランキング2位の尾盛駅に降り立ちました。ですが徒歩で来れなかったという悔しさからか、何故かあまり感動はありませんでした。
この砂が敷き詰められた箇所が駅のホームです。おそらく日本で一番簡易なプラットホームではないでしょうか。
やがて列車の音が聞こえなくなると、辺り一帯はもの凄い静けさに包まれました。

ホーム向かいには駅舎のような小屋があります。
小屋の中を覗くとテーブルの上には殺虫剤が置かれており、畳のベンチが2つありました。簡易な小屋ですが、防寒対策さえしっかりすればここで寝て一夜明かすことも可能なのではと思えました。
テーブルの上に置かれた駅ノートです。
この駅を訪れた人のコメントが書いてあります。2017年・・・

そして新しめのノートを捲ると2020年12月25日の書き込みが。上はカナダ人の方らしいです。下は3ヵ月ぶりに来たという神奈川の方で駅から脱出できないのは初めてかもと書かれています。おそらく相当な秘境駅マニアの方でしょうか。
そしてふと壁を見ると・・・「行方不明者情報提供のお願い」と書かれた紙が張ってありました。書かれている内容からすると、一人で沢釣りに行った模様です。遭難したのでしょうか。。この服装からすると自殺とかでなく、本当に釣りに行ったのだと思います。。
続いて小屋の外を探索しました。この駅へは先ほどの14時57分の列車で来ましたが、井川方面へ向かう列車はもう無く、あとは千頭方面への15時18分、16時23分の2本しかありません。私は次の15時18分の列車に乗り帰ることにしました。初め予定していた井川駅周辺のハイキングコースもあの廃道に比べれば子供だまし。既に一般のハイキングコースの事などどうでもよくなっていたのです。この駅での滞在時間は21分しかありません・・・。
急いで付近を探索しました。小屋の外には何かの動物の頭蓋骨らしきものが・・・。
廃屋付近にはかつての生活の痕。
更に奥へ行くと
これは暖炉?その上にはレールらしきものと電話みたいなものがあります。
昔の電話でしょうか?受話器を取ってみました。
他にも廃屋があります。

中の様子を覗きました。少し薄気味悪ささえ感じる廃屋です。
 
そうこうしているうちに列車のやってくる音が聞こえてきました。こうして15時18分の千頭行きに乗り尾盛駅を後にしました。
 
そして車窓から眺めるあの吊橋を見て、ようやく感動を覚えました。たった2時間でしたが、あの廃道、吊橋ともお別れという寂しさと共に・・・。
 
なんとなく・・・天空の城ラピュタのパズーとシータが凧みたいなやつに乗ってラピュタにお別れするシーン・・・
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あの地平線 輝くのは♪
 
少し大げさだけど、帰りの車窓からあの吊り橋見た時ヲレの心はこんなイメージだったわw
 
尾盛駅行ってよかった!
 
<追記>
恒例の秘境駅後のパチ屋ですが、寄る時間がありませんでした<(_ _)>
 
おしまい