6月15日(火) 晴 気温19℃

早いもので、もう大学院初年度末の試験期間。
今週は、ガラスの歴史に関する研究のプレゼンテーション。
今回はポルトガル語。ではなく、英語でのプレゼンです。

さて、
先週の土曜日は、リスボンの守護聖人Santo Antónioの祝祭日の前夜祭。

待ちに待った”イワシ祭り”です。
この日は夕方から翌日の明け方まで、リスボンのいたる所でイワシの炭焼きの屋台が出る。
その勢いは、リスボン上空が曇るんじゃないかという程。

イワシを焼いて、豚肉も焼いて、飲んで唄って踊って笑う。

この日だけは、一晩中うるさくても良い日なんです。 きっと。
レストランだけでなく、一般の家庭でもグリルを出して売っている。

パンをお皿に、炭で焼いたイワシの塩焼きを頂きます。 

もちろん美味いに決まってる!!

メインはAlfama地区。
Vamos tomar um cafe!!-sto_antonio_1

この時点で、時刻は午前0時を回っています。

迷路の様に入り組んだAlfamaの路地は、どこまで行っても身動きが取れないくらいの超混雑。

Vamos tomar um cafe!!-sto_antonio_2


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小さなバジルの鉢に、愛のメッセージ付きの花を差したギフトが名物。
これを恋人に送るのだそうです。

思いっきりラテン系なお祭りだけれども、とても和やかで素敵な雰囲気。

”イワシ”ってところ。 嬉しいよね。
5月26日(水) 曇のち晴  気温22℃

今日は授業を午前で切り上げて、教授のRobert(USA)とJamie(Canada),Tara(Hollanda),そして僕の4人で美術系の高校へレクチャーをしに行く。

この学校は、ポルトガルで随一の美術コースのある学校。
そこで、僕らの扱うガラスという素材の可能性とか、考え方とか作品を紹介して、彼らの将来へ向かう選択肢を広げられればという意図。

日本と違って、こちらの高校は小さな大学キャンパスの様。 
小さい建物が集まっていて、生徒は自分の授業に合わせて移動する。

時刻は14時30分。
レクチャーは時間通りに始まる。 生徒や先生陣で予想外に教室は満員。
おかしな外人4人組を温かく迎えてくれました。
Vamos tomar um cafe!!-escola_fmp2

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各10分程度の持ち時間で、それぞれプレゼンをする。

皆は英語だったが、僕はポルトガル語でのプレゼンを選択した。
"Boa tarde!" (こんにちは) と最初の一言で大歓声が起こる。笑
まだまだ日本人の珍しい国だと改めて実感。

僕は、
・日本の写真(自分自身の背景について)
工房での映像(作業について)
・ポルトガルで作った作品の写真(自分の信念について)
という順で話をした。

全然未熟なポル語力だけど、みんなとても熱心で、集中して聞いてくれた。

いつも自分が外国人であることは意識しているけれど、彼らの反応は面白い。 ポルトガル人は、シャイなのである。 


僕は今、ポルトガルに生きている。 
まだ8ヶ月しか経っていないけれど。
この国で出会った沢山の人達に助けてもらい、成長させてもらっている。

だから僕も、この国に生きている人達の助けになりたいと思う。
というのは大袈裟だけど。

なんというか、いつもいつも想像を超えた素晴しい出会いと経験に感謝です。

5月21日(金) 快晴  気温32℃

ヨーロッパの夏は乾燥していて過ごしやすいと言われます。 
が、リスボンは既に十分暑く。 
上からは強烈な太陽光。下からは街に敷き詰められたリスボン特有の白いタイルからの反射光。
この国に降り注ぐ光量は半端じゃありません。

先日、日本の免許からポルトガルの免許へ書き換えをしました。
というのも、ポルトガルの免許証はEUの免許証になるので、EU内で有効だという事が分かり。
さらに、一番の理由は有効期限がものすごく長いということ。
こちらの制度では、50歳で更新することになっているそうで、
 
僕の場合は、次の更新がなんと2031年!!

先日書き換えを済ませた友人にアドバイスをもらい、大使館で免許証の翻訳証明を取り、近くの教習所に行き書換えの代行を依頼。 
実際のカードを受け取るまでは4ヶ月かかるそうで、それまで有効の証明書を出してもらいました。

本来、日本の免許証は、ポルトガルでも有効なんだそう。
ただ、そんな事を知ってる警察官もいなければ、もちろん日本語を読める訳も無く。

まぁ、一番の問題は2031年までEUがEUとして存続できるかという事か...。












5月10日(月) 晴 気温15℃

ベンフィカがリーグ優勝を決めた。 
昨晩はクラクションと花火の音が終日聞こえていた。
リスボンで一番大きなランドアバウトのポンバル広場は人で埋め尽くされ交通はストップ。
テレビの話題は空港閉鎖でもローマ法王でもなく、ベンフィキスタのお祭り騒ぎ...。


さて、先日お知らせしました大学構内での展示。 本日無事に終了いたしました。 
遠路遥々いらして下さった皆さま。 ありがとうございました。

展示の様子。
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ガラスアートと科学との接点をテーマにしたこの展示。

アート側のメンバーと話をすると、「きっとこれはあーだこーだ。」「いやきっとあーだこーだ。」と色々な方に話が振れる。

しかし、科学側のメンバーと話をすると「これはガラスを構成する二酸化ケイ素(Si02)のネットワーク構造でしょ?」と、一瞬で答えが返ってくる。

「ピンポーン!!」

答えはまさにその通り。「二酸化ケイ素のネットワーク構造式」からのインスピレーションなのでした。
そして、二酸化ケイ素の原料となるMarinha Grandeで採って来た「砂」
アモルファス液体 = ガラスという見解から「水」

それらの構造、結合を表現できる方法を考えました。

アート的視点とサイエンス的視点での批評を受けるというのは本当に面白い。

先生同士もこの現象を面白がっていたけれど、僕も180度違う視点からの講評はとても興味深いものでした。

でも、僕がこの展示で一番伝えたかったこと。 

それは、
「この大学には、僕ら"Master of Glass Art & Science"の場所がある。」
ということだったんだ。


5月9日(日) 曇り 気温16℃

先週末、同級生の子に「今日はコージローにプレゼントがあるよ。 大した物じゃないんだけど。」と言われた。
何だろう? と思っていたら、正解はこれ。
なんと、自家製オリーブオイル!!
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昨年末の話。
「今週末は、おじいちゃんの家のオリーブの収穫を手伝いに行かなくちゃいけなくて。」とその子が言っていた。
よくよく話を聞いてみると、その子のおじいさんはポルトガル北部にオリーブ畑、ブドウ畑、コルク畑を持っていて、自分達の使うオリーブオイル、ワイン、コルクは昔から自分たちで作っているのだそう。

そんな家庭で育った27歳の彼女は、今まで1度も市販のオリーブオイルを買った事がないという。 
確かに、ご飯に対する彼女のコメントはけっこう辛口である。

そんな話をしていたものだから、「そのオリーブオイルを少し分けて下さい!!」とお願いをしていたのです。

ペットボトルに入れてあるのが何とも嬉しい。
「まだ酸味が強いから、熱を通す料理向け。もしキツかったら1ヶ月くらい経ってから使うと良いよ。」と。

手作りという事だったので、ちょっとクセがあったり粗い感じを期待したのですが、結果は正反対。
香りは抜群、すごい新鮮で澄んだ味。 確かに、後味はちょっと酸味が残るかな。

今度は、収穫も作る所も手伝わせて!!と、お願いしてみよう。