こんにちは、こじろーです。

 

 

先日ふと「なぜ私は30歳を越えた今でも試合に出たり、練習会を通じて動いたりしているのだろう」と考えました。

 

同世代でも試合に出ている選手はいますが、多くの選手が「もういいかな」と現役を退いていきます。

 

もうやりきった、指導に専念する、審判の道に進む、仕事が大変、家庭を持ったから等、色々な理由がありますし、人それぞれ自由に決めるべきことだと思います。

 

 

それを前提とした上でなぜ私は自ら動いているのかというと

 

表向きには

・動ける指導者でありたい

・自ら動くことで選手の気持ちが理解できる

・そもそも空手が好き、楽しい

とか色々説明はできます。

 

 

しかし本質的な理由は他のところにあったのかもと思いました。

 

 

その本質とは「コンプレックス」です。

 

 

・指導者から言われたことが頭では理解できるけど体がうまく動かない

・多彩な技を使いたいけど、不器用だから真っ直ぐしか攻められない

・人一倍努力しても大事なところで負けてしまう

・プレッシャーに弱く持っている力が出し切れない

 

 

このように、言ってしまえば頑張っているけど結果が出ない残念な選手という位置付けだったことが当時は強いコンプレックスでした。

 

 

持っているマインドセットも「頑張っているけど、最後は報われない」というマイナスなものでした。

 

 

しかし現在はトレーナーとして活動する中で心と体への向き合い方や整え方を知ることができました。

 

 

そして練習や試合もやればやるほど進歩、上達をしていくという確信が得られています。

 

 

コンプレックスだらけだった私が心と体を変えていくことでどこまで進歩、成長するか試してみたい。知りたい。という気持ちが今でもモチベーションとして働いているのだと思います。

 

 

また今では体を変えて、より良い努力を重ねることで世界でも活躍できる選手を育てられるという自信もあります。

 

 

もちろん一番の優先順位は可愛い生徒たちとパーソナル会員の方々に指導を通じて成長や改善を価値として提供することです。

 

 

しかし私自身を実験台にしながら皆で一緒に成長していけるのが理想です。

 

 

自らのコンプレックスや悔しい気持ちはフタをして見ないようにしたり、忘れようとしたりしがちですが、活かし方次第で意外にも強みにもなり得るのかもしれないですね。



現に「こじろーさんの指導は理論的でわかりやすい」とか「改善できずずっと悩んでいた動きがすんなりできるようになった」などのお言葉をよくいただきます。



それは私自身が同じテーマで悩んでいたからこそ「こうすれば解決できるよ」という解決策も掲示することができるのです。



このようにコンプレックスも活かし方次第で強みになるということを体感することができたのは大きな収穫です。

 

 

これからも不器用で苦労をしたというコンプレックスを持つ指導者ならではの改善策、パフォーマンスアップの流れを研究していきます。

 

 

研究成果は定期的にSNSを通じて発表していきますので、気になる方は今後もチェックしてください。

 


ということで今回は以上となります。最後までお読み頂きありがとうございました。