こんにちは、こじろーです。
組手の重心移動の一つで膝抜きという入り方があります。
逆上などの踏み込まない入り方をする時によく使われる身体操作です。
しかし私自身もそうでしたが頭では理解できても体は思い通りに動いてくれないという悩みをお持ちの方は多いのではないかと思います。
ということで今回は膝抜きができない人へ向けての対策と体の使い方を紹介して行きます。
膝抜きとは?
まず膝抜きについて簡単に説明をします。
相手に向けて前方に移動する、もしくは攻撃をする際に膝カックンをされたように前膝の力を抜きながら前方に重心移動を行います。
この入り方ができると筋肉の力に頼らず、ノーモーションで移動できますし、床反力で入るよりスピードも出やすいという特徴があります。
そもそもの注意点
膝抜きができるようになるための対策をお伝えする前にそもそも怪我をする恐れもあるということを認識しておきましょう。
気をつけたい点を紹介します。
足の向きが捻れていると負担がかかりやすい
怪我をしやすい特徴として股関節とひざ下の下腿、そして足首が捻れてしまっている人です。
多いのが股関節内旋、下腿外向き、足首の外側が外反しているパターンです。
様々なベクトルに足の関節が向いてしまうことでそもそも可動性の少ない膝とその周りに靭帯に負担がかかり痛めやすくなります。
そのためなるべく足の関節をまっすぐに使うことを意識することをお勧めします。
ご自身の足が明らかにねじれが強い場合はそもそも無理して膝抜きをしようとしないほうが良いかと思います。
膝抜きをやりやすくするポイント
膝抜きのためにも大切のなのは膝以外のパーツのコンディションです。
それらが機能していないのに無理に膝で動作を行おうとしてもうまくできません。
ここからは改善するだけで膝抜きがやりやすくなるポイントを紹介して行きます。
①前ももの筋肉を緩める
前ももの筋肉はブレーキとしても働く筋肉であり、膝にもたくさん付着しているため硬くなると膝の動きを固めてしまいます。
特に空手選手は前ももの筋肉が硬い選手が多いです。
ストレッチやポールでほぐすなどを行なって筋肉のコンディションを整えましょう。
②足首の動きを改善する
足首が硬いと同じくロックがかかり膝以前に動きが制限されてしまいます。
足首周辺のふくらはぎやアキレス腱、スネの筋肉を緩めましょう。
またくるぶしやその間にある距骨のポジションが悪いと足首の動きを制限してしまいます。
足首の骨格調整はまた別の機会に紹介したいと思います。
③上体を前傾にする
膝が抜けるようになっても、上にあるパーツが後傾して後ろに倒れていると前に進むことができません。
膝を抜いた時に上体も前傾させておくと自然と重心移動が前方に起きやすくなります。
実際にやっていただくと理解しやすいと思いますのでぜひ実践してみてください。
まとめ
今回は膝抜きをテーマに解説してきました。
普通にやって普通にできる人は問題ないですが、いくら頑張ってもできるようにならない方は体に問題がある場合が多いです。
文章ではわかりにくいところも多いと思いますのでYouTubeでも取り上げてみたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。