【生命保険】定期保険と定期保険特約を徹底解説!期間と目的で選ぶ死亡保障

 

生命保険には様々な種類がありますが、死亡保障を目的とした保険の中で、特に重要なのが「定期保険」と、それを活用した「定期保険特約」です。今回は、これらの保険について、その特徴や違い、どのような場合に適しているのかを詳しく解説していきます。

 

定期保険とは?一定期間の死亡・高度障害保障

定期保険は、死亡・高度障害の保障を目的とした保険です。5年、10年など、一定の保険期間内に死亡または高度障害状態になった場合に保険金が支払われます。満期保険金はなく、保険期間が満了すると保障は終了します。ただし、一定の条件で契約を更新できる場合もあります。

 

定期保険の最大の特徴は、保険料が比較的安いことです。これは、保障期間が限定されているため、保険会社のリスクが低いことに起因します。そのため、短期間で大きな保障を得たい場合に適しています。

定期保険のメリット

  • 保険料が比較的安い
  • 短期間で大きな保障を得られる

定期保険のデメリット

  • 満期保険金がない
  • 満期後は保障がなくなる(更新可能な場合もある)
  • 更新時に保険料が上がる可能性がある
 

定期保険特約付終身保険:一生涯の保障と手厚い期間保障

定期保険特約付終身保険は、一生涯の死亡・高度障害保障を備えながら、特に責任の重い時期に大きな保障を確保することを目的とした保険です。終身保険に定期保険特約を上乗せした形となっており、定期保険特約が付いている保険期間内に死亡または高度障害状態になった場合には、終身保険の保険金と定期保険特約の保険金を合わせた金額が支払われます。

 

保険料の払込方法は、一定期間で終了する「有期払込」と、生涯にわたって払い続ける「終身払込」があります。解約返戻金があるため、将来の資金準備(老後資金など)に活用することもできます。

定期保険特約付終身保険のメリット

  • 一生涯の保障に加え、一定期間は手厚い保障を得られる
  • 解約返戻金がある

定期保険特約付終身保険のデメリット

  • 保険料は定期保険単体よりも高くなる
 

定期保険特約付養老保険:死亡保障と満期保険金の準備

定期保険特約付養老保険は、死亡・高度障害の保障に重点を置きながら、将来の資金準備も目的とした保険です。養老保険に定期保険特約を上乗せした形となっており、死亡または高度障害状態になった場合には、養老保険の保険金と定期保険特約の保険金を合わせた金額が支払われます。また、満期時には満期保険金が支払われます。

定期保険特約付養老保険のメリット

  • 死亡保障と満期保険金の準備を両立できる

定期保険特約付養老保険のデメリット

  • 保険料は他の死亡保険に比べて高くなる傾向がある
 

生存給付金付定期保険:死亡保障と生存給付金の受け取り

生存給付金付定期保険は、死亡・高度障害の保障に加え、一定時期に生存給付金を受け取れる保険です。保険期間内に死亡または高度障害状態になった場合には保険金が支払われ、保険期間中、一定時期(例えば3年ごと、5年ごとなど)に生存給付金が支払われます。

生存給付金付定期保険のメリット

  • 死亡保障に加え、生存給付金を受け取ることができる

生存給付金付定期保険のデメリット

  • 保険料は他の定期保険に比べて高くなる
 

どの保険を選ぶべきか?

どの保険を選ぶべきかは、個々の状況や目的によって異なります。以下は、選択の際の参考となるポイントです。

  • 短期間で大きな保障が必要な場合: 定期保険
  • 一生涯の保障に加え、一定期間手厚い保障が必要な場合: 定期保険特約付終身保険
  • 死亡保障と将来の資金準備を両立したい場合: 定期保険特約付養老保険
  • 死亡保障に加え、定期的に資金を受け取りたい場合: 生存給付金付定期保険
 

まとめ

定期保険と定期保険特約は、死亡保障を目的とした保険の中でも、期間や目的によって様々な選択肢があります。ご自身のライフプランや経済状況、将来設計などを考慮し、最適な保険を選ぶようにしましょう。

 

注意点

  • 保険料や保障内容は、保険会社や商品によって異なります。契約前に必ず詳細を確認するようにしましょう。
  • 更新型の定期保険は、更新時に保険料が上がる可能性があります。
  • 解約返戻金は、保険種類や経過年数によって大きく異なります。

ご不明な点等ございましたら、保険会社や保険代理店などの専門家にご相談ください。