巨人とマルガリータ | こじにずむ日記

こじにずむ日記

千葉大学演劇部 劇団個人主義のブログです
公演情報や日々の稽古の様子などを公開しています                 

こんばんは!
前回の記事で倉橋氏のご紹介に預かりました、左藤ことブルースです。

最近はめっきり寒さが際立ってきまして、ストーブや炬燵からなかなか離れられない日々が続きますね。

そんなこと言って、留学していたロシアの方が断然寒かったでしょうが、とツッコミを受ける時も多いのですが、正直体感的にはこっちの方が寒いです。
何故かというと、北海道などの寒い地域がそうであるように、ロシアは冬場の防寒対策としてセントラルヒーティングを採用しており、建物の中であれば廊下だろうとトイレだろうと暖房が毎日24時間完璧に行き渡っているからです。
つまり、部屋にいて手がかじかむ、なんてことがない訳です。
外はこんな感じで雪が降っていても
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(寮の窓からみた景色、撮影時11月上旬。)
建物の中はほっかほか!むしろ暑いくらいで、寮内では大抵Tシャツ半ズボンでした。
外でもしっかり防寒具を身につければ雪の中の散歩なんかとっても楽しいんですよ!
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(公園の滑り台ではしゃぐ22歳の図)

そんなこんなで日本に帰ってきた今、必死で両手を擦り合わせながら寒さに耐えております。ジワジワとインフルエンザが流行っているなんて噂も聞くので、どうかみなさんもご自愛ください。

さて、今回は自分以外のメンバーを紹介するということで、清水健司君ことしみけんをご紹介します。

彼は183cmの高身長です
私なんか158cmなので、その差25cm。
更には前回の記事を書いてくれたわこ様と並ぶと、その身長差はこんな感じになってしまいます
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(トレンディードラマのような2人)
舞台の前日、仕込の場ではその身長を活かして高い位置の照明や舞台装置の設置に一役買っているようです。
スタッフワークでは大抵いつも照明の補助と、小道具を担当してくれています。

ところで今日の練習では腹筋や体幹のトレーニングを重点的にやりましたが、「骨盤が悪いから!骨盤が!」と言って最後まで舞台監督の指示に抵抗していました。
足が長いからでしょうか、足上げ腹筋(文字通り足を上げて腹筋を鍛えるトレーニング)に苦戦していたようです。

また、しみけんは個人主義にくわえてアカペラサークルにも所属していて、歌が上手いです。みんなでカラオケに行った時もノリノリで流行りの曲からアニソンまでバッチリ歌い上げてくれちゃいます。
そんな彼は以前記事で最近の洋服のコーディネートの話やユニクロでアルバイトをしている話をしていましたね。
稽古場にもお洒落なコートを着て来たり自身の服を衣装に提供してくれたりしています。
そんな側面がありつつ、流行りの深夜アニメや声優に詳しいというギャップも持ち合わせています。
一筋縄ではいかない男、それがしみけんですね。

最近はアカペラの活動や卒業研究で忙しそうですが、
そんな彼が果たしてどんな演技を見せてくれるのか?
彼が劇中で扮する社会科教師・石原の役柄にご注目下さいませ!


役柄といえば...
今回公演『遭難、』における私の役名は 江國 といいます。
そして、私の本名は香居(かおり)です。
エクニでカオリと来たら思い浮かぶのは作家の江國香織さんですよね。
最近私はついに電子書籍リーダー(Kindle Paper White)を買いまして、読書が捗っているので最後にこぼれ話をひとつ。

私が中学2年生の時、国語の教科書に『デューク』という短編小説が載っていまして、その時初めて江國香織という作家の名前を知りました。
女性と犬が出てくる話で、なんともキラキラしているというかみずみずしいといいますか、教科書に載っていた他のどの作品のりも新鮮で輝いている印象を受けました。
ちょっぴり恋愛系の話だったので、子ども心にもときめきを覚え、授業で作品を読んだ後は何だか浮き足立っていた記憶があります。
そんなことを思い出していたら彼女の他の作品も読みたくなってきて、昨日大学のブックセンターで、短編集『号泣する準備はできていた』を買ってしまいました。
こちらは電子化されていなかったため、文庫版です。
Kindleはかさばらないし軽いし、辞書やメモなど多機能でとっても便利ですが、こういう紙を指で一枚一枚めくって読むっていうのも、やっぱり良いんですよね。
この作品は直木賞を受賞しているとのことで、こたつで温まりながらゆっくり楽しみたいと思います。
あ、そうそう文学賞と言えば私たちの演目『遭難、』の作者である本谷有希子さんが先日、『異類婚姻譚』で第154回芥川賞を受賞しました。
これで私達は芥川賞受賞作家の戯曲を演じることになるいうことで、喜びと同時に緊張感が沸き起こっております。
みなさんに楽しんでいただける舞台を作り上げられるよう、今後はさらに練習に気合が入りそうです!

それではみなさん、
До свидания!
(ロシア語で さようなら)