5月3日、無茶込みの鎌倉にお能を観に行きました
鎌倉能舞台は、鎌倉大仏の近くの脇道を入った静かな住宅の中にあります。
こじんまりとした能舞台は外から見たらそれが能舞台ってわからないぐらい、住宅地に馴染んでいます。
能って初めてだと見に行きにくいですよね。でも大丈夫!鎌倉能舞台は、お能鑑賞初心者もウエルカムなのです。
舞台両サイドにモニターがあって、何を言っているのかわからない日本語(?)がわかりやすくなる解説がついてます
例えば拍手
拍手って当たり前にパチパチしたくなるんだけどあれって西洋のものなんだって。
お能では静けさを楽しむというのか、鐘の音の余韻を楽しむように静かに演者を見送って、最後の人が扉に入る間際でパチパチと今風に拍手をしときますかって感じでしてます。
そのタイミングもモニターで教えてくれるから安心。
でも調子に乗ってアンコールはしないでね。チョー浮いちゃいます
この日の演目は
今年は大河で紫式部をやっているので、お能もそれに乗っかって源氏物語の題材が多いですね。
この日も午前は「須磨源氏」、午後は「玉鬘」だったんですけど、で、源氏物語わかります?
私なんかは、何遍本読んでも誰と誰がどうなって誰の子供とできちゃったんだっけ?がわからなくなちゃう。
そんな私にお能の先生からむちゃくちゃわかりやすい本を紹介してもらっちゃた。
まさにこれは、アンチチョコ源氏物語だ!!!光源氏が栗と頭中将が豆に描かれて、その子供も栗か豆かで誰の子かわかるという。
源氏物語は、ややこしくてわからんという人はぜひ読んでみてね。
マンガになっててわかりやすい!
話はそれましたが
この日の「須磨源氏」舞が多くあって面白かったです。太鼓や笛も結構使われて、華やかでした。
光源氏が生きてたらこんな感じなのかもなーって妄想しながら見ちゃいました。
(お能の演目上は、亡霊が現れてる設定です。おばけです。おばけ。)
途中、咳がしたくなってパパパニック
静かに語っているシーンなので咳をしちゃダメだと思えば思うほど喉がおかしくなってくるという、、。パパパニック!!
喉がカサカサ、ムズムズ。口にハンカチを加えてなんとか抑えましたー
お能っていいなぁ
久しぶりのお能鑑賞になりましたが、
体の中の日本人のDNAに笛の音や太鼓の音が染み渡って、癒される〜
お能っていいなぁってしみじみ思ってしまいました。
何言ってるかわからなくても、寝ちゃってもいいのよ。
DNAが喜んでるから
ふふふっ