フィッシュマンズ展に行ってみた
行ってきました「フィッシュマンズ展 THE LONG SEASON REWIND」。
NANZUKA UNDERGROUD という新しいギャラリーのオープニング特別企画展。
詳しくはこちらで http://nug.jp/fishmans.html
うーんここまできたかー、という感もあるが。いってみよとりあえず。
天気が良かったので自転車を40分ほど漕いで渋谷へ。片耳だけのイヤフォンからは「RUNNNIG MAN」。
分かりやすいんだか分かりにくいんだかよく分からない地図に結構迷った。地図の東急文化会館もう取り壊されててないぞ。オープニングしたばかりのギャラリーの地図なのになぜコレ載せた?
到着。こんなビルの地下1階。
まあ、普通の広さのいわゆるギャラリー。入り口で500円を払い中へ。BGMはもちろんフィッシュマンズ。
すぐに目に付いたのはサトちゃんのギターが2本とコルネット。すいませんギター詳しくないのであまり説明できず。
珍重にアクリルケースに収まっている、いかにも「遺品」な感じが何だか笑ってしまった。サトちゃんが見ても笑っちゃうんじゃないか。だって別に特に古いもんじゃないんだよね。亡くなって7年だもの。不思議な感じ。
それでもなんだかしみじみ見てしまう。
そして一際小さなケースに収まっていたのがライブでもよくしていた(と思う)腕時計。
ベルトは切れていて金具も片側のみ残っている。
「茂木欣一氏 所蔵」。博物館みたい。
形見分けだったのだろうか。
一番大きな部屋はこれらの品と、メイン展示である作品。アーティスト十数人がフィッシュマンズの曲のジャケットを制作したもの。
作品は正直言うとピンとくるものはあまりなかった。まあアーティストの感じ方、表現は人それぞれ、観て感じるのも人それぞれなので何とも言えない。一応自分も美術を勉強していた身なんだけど、一般的にここがいいとか優れてるとか言えるほど勉強してません。美大行ってても結構そんなもんです。「好き/嫌い」「かっこいい/ダサイ」が感じられればそれでいいというか。
で、中で好きだった作品は「Piace of Future」「SEASON」あたりかな。「Piace of Future」は結構万人ウケというか、すんなり曲の雰囲気が感じられるかも。空中にカラフルな椅子やなんかが浮いているような写真を使った作品でした。フィッシュマンズの浮遊感、というかモロに浮いてんだけど、椅子が。
あと「Weather Report」はイラストなんだけどちょっと独特な世界感かも。描かれていた電車は世田谷線かな。
まだまだ会期中なので作品の写真は載せるのやめときます。ま、こんな感じ。
奥の部屋にはフィッシュマンズの写真が何点か。いい雰囲気の写真も多く、ファンには嬉しい展示。サトちゃんが愛車の前で引越し先の物件の図面を持っている写真、ツアーで四国へ向かうフェリーでの一枚は楽しそうな感じ、8月の現状ツアーのリハ‥野音のステージに木が並べられてて植物園みたい。
一枚だけ。
幸せっぽい。欣ちゃん若い。
もうひとつ小さな部屋にはCDなんかの物販と、PCでフィッシュマンズへのメッセージを残すコーナー。ブログのコメント形式だったけど、ネット公開はしてないのかな。僕も書いてきました。ツアー終了後にツアーグッズ(Tシャツ?)も販売するみたい。この部屋に欣ちゃん直筆のメッセージもあった。
軽く2周ほどして会場を後にした。
後で思い出したんだけど‥オープニングパーティーの欣ちゃんのトークショー、ビデオ上映するって書いてあったけど、まだやってなかったな‥。また行くか?
えーと500円の入場料。多分、高い‥かな。まあこういうのは画廊の事情とかもあるだろうからまあ気にしないでおこう。ファンの人は行ってみてもいいんじゃない、って感じです。つーかファンの人しか行かないと思うが。日曜のお昼だったけど自分しかいなかった。オープニング企画がコケても何なのでゼヒ行ってあげましょう。こんなこと考えてくれたギャラリーへの感謝も込めて。会期は12/30まで。
何だか自分でもジャケットを作ってみたくなったりした。
ちなみに撮影は可能です(楽器はフラッシュ禁止)。
その夜、また「若いながらも歴史あり」を観る。画面の中のサトちゃんはあのギターを弾いて、コルネットを吹き、腕には服の上から青い時計をしていた。
展示には関係なし。天気よかったなあ。
フィッシュマンズ本が出るらしい
フィッシュマンズ展行った帰り、渋谷のタワレコでこんなの見つけた。
フィッシュマンズ展や公式HPでも何も発表されてないけど、こんなとこにこっそり。
「フィッシュマンズ(仮)/山本ムーグ著」
12月発売予定
本かー。
しかもムーグさんだ。
ムーグ山本。フィッシュマンズとも交流の深いBuffalo Daughter のターンテーブル担当として知られてるけど、何かいろいろやってる謎な感じの人。バッファローの3人のメンバーのうち、一人だけライブの回数が少ない(ムーグさん抜きでやるライブが結構あるらしい)というますます謎な感じの人。
フィッシュマンズのアルバム等のアートディレクションも後期はほとんどこの人の手によるもの。もちろん今回のワンコインシングルなんかもそうだ。
何せどこにも情報ないんで12月発売ということしか分からず。
でもムーグさんが書くというだけでどんな本になるのか楽しみ。ZAKとかよりもフィッシュマンズにつかずはなれずな感じで適任ではなかろうか。
山本ムーグじゃなくてムーグ山本じゃないの?と思ったらCDには山本ムーグでクレジットされてた。つーか海外の活動も多いからどっちでもいいのか。
映画 「LONG SEASON REVUE」
今回のライブ、既にドキュメンタリーで映画化が決まっているらしい。
公式サイト http://fishm.jp/top.asp
ライブでチラシの中に速報が紛れていたのだが、見てなかったので帰ってからで知った。
監督はフィッシュマンズの映像を昔から撮り続けていた川村ケンスケ氏。
こないだの「若いながらも歴史あり」や「記憶の増大」も彼の手によるもの。
川村氏と言えば「記憶の増大」リリース当時、「ロングシーズン」の映像に賛否両論があったのを思い出す。
他の収録曲が普通に各ライブの映像だったのに対し、この曲だけは、ライブ映像と街で撮ったイメージ的な映像で構成され、純粋なライブ映像ではなかった。サトちゃんの死後の作品だけにその生前の姿を求めたファンの間では、掲示板などを介し、映像作品としてのその質にまで賛否両論が起きた。どちらかというと「否」の方が多かった。その掲示板に川村氏本人までがコメントを寄せたことまであった。
川村氏だったかどうか記憶が定かではないのだが事情説明のコメントを覚えている。
「制作にあたって、まず音源としてベストなテイクのものを出そう、ということがあった。そして「LONG SEASON」だけはそのベストテイクの日の映像がなく、あのような形となった。」
サトちゃんの生前に映像作品としてリリースされたのはPV集の「the three birds and more feelings」(同監督)のみ。PVはテレビで流す、という目的があって仕事として作られるし当然予算も組まれるだろう。しかし当時から一部で評価が高かったとはいえ、ヒットチャートに上るようなタイプではないバンドのライブ映像は世にも出ない可能性も高い。
http://www.universal-music.co.jp/polydor/artist/fishmans/upbh1173.html
上のユニバーサルのサイトでフィッシュマンズの担当ディレクターが語っている。
「フィッシュマンズのライブ映像はかなりの数が存在するが、それらはリリース目的で撮られたものではない。川村氏とそのスタッフはライブに来るたび、ハンディカメラを持って撮影にあたった。彼らのライブを体験すれば、記録したいと思う気持ちが高まるのは誰にでもわかってもらえると思う」
昔のライブ映像が10年近くも経って作品といえるレベルでリリースされるのもこういった人達のフィッシュマンズへの情熱があってこそのものだろう。
今回のライブで盛り上がるファンの中、映画化について否定的な意見もあるみたいだけど。
どういう経緯で映画化に至ったのか分からないけど、とりあえず「営利目的」という言葉は、少なくとも制作する人間には当てはまらないと思う。そんな人達が10年以上もフィッシュマンズを追い続けるはずもない。
というかどうせ単館ロードショーでしょこういうの。儲かるの?
ライブ同様、スタッフや出演者の愛情が伝わるものであればそれでいいと思います。
チケットが取れなかったり、遠くて観れなかったファンの為にも、そういったものであってほしい。
2006年春公開。
監督さん頑張って下さい。期待してます。
インチキセットリスト
原田郁子
WeatherReport
いい言葉ちょうだい
エブリデイエブリナイト
ボノボのサイ君(漢字でない)
忘れちゃうひととき
メロディ
感謝
ハナレグミ
マジックラブ
ナイトクルージング
いかれたBaby
UA
ウォーキングインザリズム
新しい人
頼りない天使











