LOVER ALBUM / クラムボン
クラムボンのカバーアルバム、やっと聴きました。
言い方紛らわしいか。クラムボン「が」他の人の曲をカバーしたアルバムですね、念の為。
曲目
1. PRAYER (矢野 顕子)
2. That’s The Spirit (Judee Sill)
3. As Long As He Lies Perfectly Still (The soft machine)
4. 外出中 (SUPER BUTTER DOG)
5. 波よせて (Small Circle of Friends)
6. サマーヌード (真心ブラザーズ)
7. Across The Universe (The Beatles)
8. ナイトクルージング (フィッシュマンズ)
9. 以心電信- You've Got To Help Yourself - (YMO)
10. I'm Not A Know It All (BOW WOW WOW)
11. カルアミルク (岡村 靖幸)
12. おだやかな暮らし (おおはた 雄一)
13. I Shall Be Released (THE BAND)
こうして聴くと、ああもうベテランだったんだねえ、と思う。演奏・歌・アレンジともその力量を感じさせる。「好きな曲だからやっちゃった」には終わらず素材としてかなり練り上げた感じ。
原曲知らないけど4のピアノロックに仕上げた演奏はすごいし、9のYMOも結構新しく聴こえる。個人的には1の矢野さんのカバーが一番気に入った。同じピアニスト&シンガーである矢野さんへのリスペクトを感じる1曲。
「ナイトクルージング」はフィッシュマンズのトリビュート盤に入ってるのと同じ音源でしょう。これも大好き。正直「LONGSEASON REVUE」ではハナレグミより郁子ちゃんのコレを聴きたかった。
ただちょっと残念なのがこれだけのレベルに持ってきてるのに、セッション時のメンバーの話し声など妙にリラックスした感じをモロに音として入れてしまってるのが気になる。中盤、弾き語りセッション風の6、7で2曲続くんだよねえ。6とかこれ自体は好きなんだけど。こういう自然体な雰囲気を盛り込むのはいいけど、全体の出来を考えると最後にこんなのも1曲、でよかった気がする。あと9のYMOの冒頭にも「‥‥じゃいきまーす」みたいのが入ってのるも別に要らんような‥。
それ以外は文句なしの完成度でしたはい。
新日本語学校 / ラーメンズ
- ラーメンズ, 小林賢太郎
- 新日本語学校
音楽じゃないけど、かなーり気になっております。
ネットで面白動画として出回っていた、2ちゃんねるのあのネコを使ったアニメのギャグ。初めて見たときは3回くらい見て3回くらい大笑いした。
見た方が早いので。
http://peppa-aji.sakura.ne.jp/flash/ninki/ninki-1-3.html
コレ、ラーメンズだったのね。知らなかった。
http://www.youtube.com/watch?v=HCDdVpaquY4
http://www.youtube.com/watch?v=WsPLkKINVbcおもしれー。
どんな風にCD化されているのやら。電車で聴けなそうだけど。
ゴリゴリと
- Kalita
- Kalita ナイスカットミル (レッド)
コーヒーメーカーとか豆を挽くミルって電気店とかで見るとかなーりピンキリ状態。どっちもチラシなんかじゃ1000円なんてのをよく見かける。
今まで豆はちょっとづつ買って店で挽いてもらってたんだけど、ミル買ってみました。
ちょっと調べるとよくあるミキサーみたいな回転刃式と臼式がある模様。結論から言うと味では臼式がいいらしい。で業務用をそのまま小さくしたようなコレにしてみた。
見ての通り「ミルでござい」ってな態度のデカさ。でも金属ボディの重厚さ、無骨な調節ダイヤルも機械っぽくてかっこいい。
豆を入れてスイッチを入れるとゴリゴリゴリーと「挽いてまっせー」とばかりに音がして何だか楽しい。思ったより出来た粉の量は多かった。
挽きたてで入れるとやはり粉のふくらみ方が違いますな。「おおっ!」と味の違いが分かる舌ではないけど、気分的にも楽しめていいんじゃないかね。
表紙出た!
クリックで拡大 - 小野島 大
- フィッシュマンズ全書
amazonにも予約出ました。
写真は佐内正史さんという写真家。
1冊もってたかも。
変にフィッシュマンズのイメージを作ってなくっていいんじゃないでしょうか。
小野島大さんのブログで進行状況が分かりますね。
内容から「ファンクラブ会報掲載のロングインタビュー」がなくなったような表記が気になる。
10月くらいにずれ込むのかな‥。
実はDVDより期待していたのです。頑張って下さい。
トロピカル・ダンディー / 細野晴臣
- 細野晴臣
- トロピカルダンディー
また細野さんです。
文字通りトロピカルな細野流エキゾチック・サウンド満載。
特にスロー~ミディアムな曲のメロディがすごくいい。詞も絹街道、チャタヌガ・チュー・チュー(何語?)など内容の分かるものも分からぬ言葉もその音とでどっかよその世界にトリップさせてくれる。音、詞といい本人の意識の広がり方みたいなものを感じさせる。
1975年、21年前の作品。声も今より若いけど、若いという感じではなく今とはまた違う味わい。
こういったソロ、はっぴいえんど、YMO、更にはアイドルにまで曲を提供してしまう。天才っているのねえ。
夢を見なさい僕の膝で 古いレコード聴きながら
風も光も窓の外 それが3時の子守唄
なんてあの声でギターぽろぽろ歌われると寝ますそりゃ。気持ちいい。
残暑にどうぞ。
8 From The Villege / FIELDS 他
- Cornelius, 小山田圭吾
- Music
5年ぶりの新曲らしい。4曲入りでそれぞれ違ったタイプの曲を聴かせる。タイトル曲はコーネリアス節って感じの気持ち良く聴かせる曲だけど特に驚きはないかな。
4曲目が35分ほどあって30分以上が最後の音を引き伸ばしたようなほぼ無音状態が続く。ネットで「CDの演奏時間を46:49にしたかったらしい」なんてのを見かけたけど‥
「知るか」
って感じ。理解でけまへん。
FIELSという新人バンドさん。僕が聴いたのは日本盤の「8 From The Villege」。
頭の数字は収録曲数で僕のは日本盤で8曲入りなんでしょう。めんどくさそ。「4」が輸入版EP、「7」が輸入版ミニアルバム、「8」がリミックス1曲追加の日本盤ミニアルバムか。
- UKロック・シーンを牽引する敏腕マネージメント、Coalitionが発掘した2006年UKロックを牽引する超新星!!これが新しい潮流、エレクトロ・インディー・フォーク!!
エレクトロ・インディー・フォーク!!とか言われてもねえ。
まあ聴いたところ分からなくもないけど。
悪い意味でなく「アニマルコレクティブ未満」みたいな感じでしょうか。曲や展開はもっとフツーで音は「フォーク」という表現もまあ当てはまるけど、メロディーとコーラスがなかなか美しい。2曲目「Isabel」が良いです。
「7」が1000円位なのでお得なんじゃないか。
まだちゃんと聴いてないけど気になっているのは
- ダニエル・ジョンストン
- ロスト・アンド・ファウンド
トム・ウェイツ、カート・コバーン、デヴィッド・ボウイ、ジョニー・デップ、ソニック・ユースらが敬愛してやまない『テキサスの怪人』、生きながらにして伝説のシンガー&ソングライター"ダニエルジョンストン"。精神病患者であり45歳の今現在も両親の家の地下室でロマンチックで歪なポップソングを作り続けるダニエル。その波乱万丈で、狂気と創造性、そして愛に満ちた日々を描き、2005年サンダンス映画祭の監督賞を受賞したドキュメンタリー映画『悪魔とダニエルジョンストン』が今年の秋に日本でも上映決定!
試聴して特徴のあるヨレヨレ声に惹かれたが、正体は42歳のボーイ・ソプラノ。人間も気になる。
オキナワ
本島ではビッグスクーターを借りて城(跡)めぐり。あのグスク、えらいかっこいいんですね。特に良かったのは海に面した高台の勝連城跡。海に向けた砲台跡から沖縄の海を眺めるとですね、むわーっとかつての戦に意識が飛びそうになります。何だかロマンチシズムです。そしてちっちゃい飛行機で石垣島に渡って、今度は貸し原チャリで一周。町工場以下の店構えのそのレンタカー屋が「流星レンタカー」みたいな漫画のような素敵な名前だったっけ。更に高速連絡船に乗って竹富島へ。この船がバウンバウン跳ねる跳ねる。シートベルト付の新幹線みたいなシートの意味を理解した。竹富島ではママチャリ借りて、4月の海で服のまま泳いだりまたチャリに乗ってるうちに乾いたり。映画のセットのような島に普通に人々が暮らしていた。そのまま西表島に渡りマングローブの茂る川の川くだり船に乗って、海の見えるキャンプ場にテントを張る。上の人のようにでっかいザック担いで駆け回っておりました。
石垣島のキャンプ場もユルかったな。星空の下ではどこからか三線の音色や犬の鳴き声が聞こえてくる。気持ちよくってテントから半身出たまま寝てしまった。朝起きても目の前は白砂に青い海に椰子の木。みんな泳いでは寝て、を繰り返してる模様。
散歩しているとあるテントの前に犬が繋がれていた。あれ?昨夜の鳴き声?テントの主はアルバイトに出かけているもよう。その「テント部落」には植木用の階段型プランターをベースした祭壇が奉られていた。犬はどうやら「飼い犬」。そう「住民」さんです。北海道や沖縄のキャンプ場では珍しくない。季節に合わせて北と南を行ったりきたりする人も多いと聞く。テントから畑の収穫なんかのバイトに行ったりするんだよね。
本気で「会社をやめて旅に」みたいな人もいるんだろう。まあ楽しんでる人もいると思うけど、逆にその自由がツライ人もいると思うんですよ。自分はきっとダメだ。沖縄程度だとまだまだ現実が隣合わせな感じ。いつものお金も言葉も使える、仕事まである。
そんなの見たりしたのと、あまりの楽園っぷりに「このままいるとアホになる‥」と石垣島は一泊で退散しました。元々南方志向じゃないんだよね。完全に北志向です。
旅行中はバスやら船やら飛行機やらのダイヤを綿密に調べて過密スケジュールで駆け回ってました。なぜなら時間が限られていたので。会社をやめて旅に出たけど、1週間で家に戻り、更に3日後には次の会社で働いてました。上の方の歌う何かを探す旅ではなく転職の合間の純粋なバカンス。旅で得たものは写真とお土産のシーサーくらいかな。
「リアル」でしょう。
件のキャンプ場。ユルすぎ。
一応音楽ブログだったので。ベタですが「楽園」。

細野晴臣&イエロー・マジック・バンド
細野さんの語る吉野さん
- はっぴいえんど
- 風街ろまん
細野さんが自身のサイトで先日のライブのこと、吉野さんの仕事について語っている。
日本語ロックの歴史そのもののようなはっぴいえんどだが、吉野さんの仕事なくしてその歴史は始まらなかったというくらいの事が書かれている。よくカバーされる有名曲「風をあつめて」は曲すら未完成のままレコーディングに入り、吉野さんに導かれて完成したこととか。
沢田研二のヒット曲、山本リンダのウララなども手がけていたそうな。
「ロックの音」を録音できるエンジニアがいなかったとか当時の話が興味深いです。
本番のライブでは結局以下の方が出演された模様。
矢野顕子、細野晴臣、友部正人、大貫妙子、井上陽水、佐野元春、ゆず、高田漣、高野寛、コシミハル、浜口茂外也、伊賀航、鈴木惣一郎、徳武弘文
井上陽水まで出ていたのか。これ見れたのがたったの300人。いいなあ。
矢野さんと吉野さんの仕事ぶりが見れます。ナレーションも一切ないけど、映画としてドキュメンタリーとして見入ってしまう真剣勝負。
吉野金次の復帰を願う緊急コンサート、の公開リハ
会場は下北沢から程近い世田谷区の施設内、300人のこじんまりしたホール。
まず矢野さんの挨拶。
「これはね、すごいよ。
普段は人に見せないリハに3000円も出してくれるアナタ達はホントにいい人達だ」
いやアナタもいい人だ。
最初は細野さん率いる東京シャイネスの面々やスティールギターに高田漣さん、アコーディオンにコシミハル嬢。んーどこまでがシャイネスなんでしょ。
細野さんは軽くギターを鳴らしつつ、PomPom蒸気、暗闇坂七変化、ろっかまいべいびい、などソロやはっぴいえんどの曲から4曲ほど。リハなので周りとテンポなんかを打ち合わせしつつ、無駄話も混ぜつつサクサクと進んでいく。細野さんの声を生で聴くのは初めてなんだけど、ほんとに素敵な低音、かつ軽やかさも感じる。
余裕で歌い終え「もういいんだよね?」とかいいつつ一旦退場。
次の友部正人さんのソロは「本番でやらない曲やります」なんてサービスも。一番本番っぽくやっていた。
そして矢野さんのピアノに大貫妙子さんボーカルで「横顔」。
逆にこれが一番リハらしかったかな。
まず1回歌って、結構長いこと打ち合わせ。したのち「もう一回やっとく?」。スタッフもモニターチェックだろうか、大貫さんの後ろにピタリついて背後霊のよう。
二人ではもう1曲、これも2回やっていた。
また細野さんがベースで登場して矢野さんと弾き語りデュエットで「相合傘」。二人の対照的なボーカルの掛け合いが楽しい。これも2回。次の「終わりの季節」をやる前に「僕ベーシスト。」なんて会話をしていたのに
細「この歌ベースでやったっけなあ、ねえこないだどうやったっけ?」
矢「ギターじゃなかったっけ?」
細「あっそうだギターだよ!おーいギター持ってきて」
と超オトボケなオジサマ。会場も笑いやら失笑やら。あれじゃスタッフも大変だ。
細「テンポ遅いと歌うの辛いから早めでいこう」
なんて言ってたわりには終わった後、やっぱ早過ぎたと言ってもう1回。
ああほんと、2回目の方がいい感じ。
二人で色々ウラ話も。
「モニタースピーカーの所には歌詞を表示する画面があって裏でスタッフが操作してます。視線が下にいってるときは歌詞見てるんだよみんな」
「キヨシローはそんなハイテク使わないんだ。床に思いっきり張ってある、でかい字の歌詞が。見るのがうまいよな」
細野さんが退場して矢野さんのソロで2、3曲。
最後は「じゃ本番でやらないのやろうか」と3曲ほど挙げて
「どれがいい?私はね、どれでもいいんだ」と余裕。
リクエストに応えて「おぼろ月夜」。
「これは弾き語りでは音源化してないから、吉野さんが復帰したら録らなくちゃ」と歌い終え終演。
とても貴重なものが見れた。MCともつかない会話も面白かったし。
でも面子が面子だけに普通のリハとは思えない。
細野さんや矢野さんなんて、余裕過ぎというか、これで本番いけちゃうの?ってな感じ。
でも本番ではキメてくるんだろうなあ。本人達には十分掴めているんだろう。
なんかジャズセッションでも見てるかのようだった。
ロビーには吉野さんの直筆の挨拶のパネルがありました。
脳出血で倒れリハビリ中。その必死にどうにか文字にしようとしているような線が病状を語っていて言葉を失う。ワープロ打ちで併記された内容はたった数行。数行分書くのがどんなに大変だったかと思う。
「こうなってはじめて人のやさしさを知りました。
なんてバカだったんでしょう。ありがとう」
というような内容でした。
キヨシローと共に一日も早い回復を願います。






