1047. エクソシスト/タワーリングインフェルノ/ジョーズ/GFPARTⅡ/時計じかけのオレン | 同世代名画館DX

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昭和37年生まれの支配人です。小学校でライダースナックを川に捨て、中学で赤いシリーズに毎週熱中、高校で松田優作に心酔した世代です。50~60代の皆さん、いつかどこかで観た映画とともに、時間の旅をお楽しみください。

ベスト・オブ・ベスト外国映画の2日目。


私が初めて、大人向けの外国映画を映画館で観たのが、「エクソシスト」(74)。
オカルトブームに乗って、空前の大ヒット。ドリフもパロディやってたから、小学6年生でも観たくなった。母親も恐い映画好きだから、連れてってくれた。
その当時は期待が大き過ぎて、「大したことないな」と思って帰って来たけど、今観てもこれは恐怖映画史上類のない名作だ。そしてまた、パイオニアでもあるところがスゴい。


「タワーリング・インフェルノ」(75)も大々ヒットしたから、中学校1年の時に母と一緒に観に行った。
当時は見分けつかなかったスティーブ・マックィーンとポール・ニューマンという、今考えると大興奮のBIGスター夢の競演。これだけでも充分凄い映画だ。
そして、中学生が観てもメチャクチャ面白かった。


「ジョーズ」(75)も、社会現象的メガヒットだったから、観に行かざるを得なかった。
この頃は年に1本くらい、こういうお祭り映画みたいなものがあった。中学生までは、映画館なんて正月と夏休みにだけ行くものだと思ってた。
スピルバーグがまだ若き天才と呼ばれてた頃の「ジョーズ」は、今観るとチャチなサメのぬいぐるみだけど、映画としてはよく出来てる。やはり只者ではなかったスピル君。


「タワーリング~」の時、予告編でやってたのが「ゴッドファーザーPARTⅡ」(75)。
観たのは大学生になってから。多くの人が「PARTⅠ」よりこちらの方が好きだと言うけれど、その気持ちはよくわかる。
オスカー助演賞を受けたデ・ニーロ演じる、若き日のドンのシーンが、他のどんな映画よりも素晴らしい。何度でも観たくなるくらい大好きだ。


「時計じかけのオレンジ」(72)もほぼ同時期の作品だけど、私は高校時代リバイバルで観た。
その時のショックは今も鮮烈に覚えてる。何て面白い映画なんだろう!この出会いがなければ、今ほど映画に引き込まれていないかも知れない。
「2001年」より先に観た。全て名作のキューブリック作品中でも、個人的にはベストワンだ。DVDで観直すごとに新発見もあるし。
長い間ソフト化されなかったが、初めてビデオが出た時、ワーナーホームビデオに出入りしてて、サンプル版を入手した時は嬉しかった。今やDVDが1,500円で売ってる。


明日は、高校時代に出会った永遠の名作たちを一挙上映!