神と呼ばれた社長たち | BuzzerBeat 斎藤工宝詞 公式ブログ

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感動映像プロデューサー

BuzzerBeat の

斎藤工宝詞です!






今日も連載シリーズ

書かせていただきます!





趣味が1番 仕事は2番

というスタイルが定着していた

20代後半~30代前半 ^_^;





自分がなまけていても

時代はなまけて

くれませんでした。。。。。





大店法の何とかで

田舎の近隣にも大型デパートが

数件オープンし

昔の売上にも少しずつ

かげりが見えてきました。





父という

精神的な柱がない

うちの会社とすれば

私に相談できるところはなく

本を買ってはヒントはないかと

探しているうちに





商業界という本に出会い

そこでギフトの

フランチャイズに出会います。

ピン!ときました…

(これは差別化できる)






そして納得させるために

母を連れて視察に行ったり

研修に行ったり

ギフトという素晴らしい

仕事に就くことができました。





アパレルも総合でやっていた

ので、まだまだ決断は

早かったのですが、





今でいう しぼり込みをし

ミセスを徹底的に強化し

子ども服、紳士服はやめ

そのスペースにギフトをインショップ

という形でオープンします。





これが当たりました。

お客様や地域が求めていた

ものだったんですね。





私も小さなお城ができたかんじで

フランチャイズの勉強会も

近代的で とても楽しかったし、

たくさんの商友もできました。





しかしアパレルの仲間の一部

そして当時のコンサルの先生は

とても否定的でした。

かなりバカにされたのを覚えてます。





もちろんアパレルの売上の方が

ダイナミックでそれを縮小してまで

やる価値があるのか…と。






でも、そこは自分の勘です。

コツコツ積み上げられる

ギフトの仕事に

私は魅力を感じていたので

売上高よりあくまで勘ですが

やりがいを選びました。





この時になんで

勘が効いたんだろう?とのちに

振り返ったのですが

自分がやっちゃいけない

「親父の10ケ条」 を尺度に

判断したのだと思います。





小さな頃から集めた

自分だけの生活の知恵です。 ^_^;





のちに…の話ですが

私に忠告をして下さった

アパレルの中で 「神」 と言われた

10億円、5億円プレイヤーの方々は

それから…15年後、全員

商売をたたんでしまいました。





そしてアドバイスをして下さった

コンサルタントの先生方は

その後、みな廃業されたと聞きました。






大型デパートだけではなく

しまむらさん、ユニクロさんという

近代的なアパレルショップの出現に

対抗しようとし、

「神」 と呼ばれた方々は戦闘態勢に。












体育館のような300坪のお店を

作ってチラシ戦略で

徹底的に戦うわけですが、

しかし、みな敗戦に終わります。

今思えば、

みな喧嘩好きな方々でした。(>_<)






結果論ではありますが

私は戦わなかった。

というより

戦い方を知らなかった。^_^;





たまたまやっていた

アパレルのしぼり込み

ギフトの導入による差別化

これが次の時代への準備

となっていたのです。





この時の教訓は

神と呼ばれた人でも

良い時は長くは続かない

長く続けるコツは

日々風をよみ 日々改善のくり返し

なんだなぁ…とのちに学びます。





戦いももちろんありですし

時代の風の質によっては

縮小してでも充実をはかる。

これも見方を変えると実は

違うオフェンシブのあり方なんだと。





老舗の和菓子屋が

伝統の味をずっと守っているかと

思えば、長く続けるコツはと聞くと

「味とアプローチを変え続けてきた」 という。





100年も

「変え続けてきた」 って

この改善のくり返しこそが

永続の秘訣で






一時的に正解だったことも

時代が変われば不正解と

なってしまうことだってあると。

断片的なジャッジは

実に あてにならいと学びました。






話はむかしに戻りまして

ギフトのフランチャイズメーカーも

どんどん大きくなり一部上場。





今度は守ってくれるはずの

フランチャイズが

出店の嵐が始まり

今度は近隣にもどんどん

同業の出店が始まります。





フランチャイズのSVと言われる

方々も、

揺さぶり商法のような話術で

「出店しないとよそに出されますよ」

と支店の出店をすすめてきます。






そこで私はあれほど

やっちゃいけない

「親父の10ケ条」

を守ってきたのに





自業自得という言葉を

噛みしめることとなります。