
初恋(カレー/渋谷)
とてもカレー屋とは思えないネーミングのカレー店へ。たまに訪問する楽器屋フーチーズHoochie'sの至近にある筈なのだが、そんな店あった…か? 開店直前に訪問するも路上に店の立て看板があるも店舗自体は地下1階。かなり古い雑居ビルの地下一階にあるがすでに開店待ちの先客が一名。店内は明らかにスナックの居抜きの様相。入り口に貼ったままの古びたJASRACシール等を見ると、この店の前世は昭和なカラオケスナックだったのか。この辺りに限らず、飲食店の淘汰は激しく、デフォルト率は2年で50%、10年で90%と言われるが、内装で客を食わせるわけではないので、このような居抜きで個人的には十分、まして長居無用なカレー店であれば。店内はインド系カレー店の最大公約数たる混沌感があるも、着席の対面の壁には村下孝蔵「初恋」のジャケットが掛かっており、周囲のインド・スリランカ感と比してなんとなくの違和感。最大3種類の合いがけ可能なカレーの他はビリヤニがメニューであって、そのビリヤニも名物らしいのだが、ビリヤニは開店1時間後からしか提供できないとのこと。ということでやむを得ず3種類の合いがけをオーダー。店は2人で回しているようだが、キャパは15名程度か。10分ほどまって提供されたのがこれだが、この角(つの)のように屹立しているドリトスのような物体は毎回どのようにして食せばよいのか迷う。混沌がインドのテーマであることから、カレーと同様に、それを砕いてカレーの中に散らしてグチャグチャやれば良いのだろうと思うが、こちらのそれはややシットリ感あり、他店対比でパリパリ新鮮でない。カレーも3種合い盛りなのだが、各種を少しずつ味見したあとはすべてを一気に混ぜて食す。スパイシーかつ混沌、複雑系なのがこの手のスパイスカレーの良さだが、体調が思わしくなかったのかスパイスの効き、エッジが立っておらず良くなかったような…。物価高騰の影響はカレーにも波及しており、この手のスパイスカレーは1000円では食せず1500円は所要。カレーは悪くはなかったが次回はビリヤニに期待。








