
天竜峡温泉(長野県飯田市)
長野の南端、天竜峡にある温泉。長野は南北縦に長く、東京から車や列車でアクセスする場合、その中央である諏訪・松本もしくはそのやや北方たる長野にまずは到着するが、そこから南下するこの地域となると諏訪からも1時間程度かかる土地柄。そのため、なかなか足が向かない地域なのだが、飯田等独特の文化が残っている興味深い街が多い。飯田線を乗り継いで一度はゆっくり見てみたいと思っていたが、今回は岐阜の中山道を巡るチャンスがあり、やっとの思いで訪問。天竜峡という狭隘な土地にある温泉だが、温泉自体が渓谷沿いのためか浴場面積を確保できず、浴槽は小さめ。しかし、湯はなかなかよろしく無色透明のアルカリ性単純温泉(いわゆるアル単)。温泉成分表には「硫黄味を有す」とあるが、実際には感じない程度。アルカリ度はなかなか強くpH10.2であって、その特徴的な浴感のとおりヌルすべ感がある。湧出温は30.6℃とあり加温しているが、浴後にはアル単独特の甘い香があって、なかなかに素晴らしい。浴室からは直接峡谷を目線でみることはできないが、窓の眼下は渓谷となっており、十数メートル下には天竜川ライン下りの船が下るが、頻度は非常に少ない。というのも、ここ天竜峡駅から3駅下った唐笠駅まで飯田線に沿って運行されているからであって、行き(川下り)は船、帰り(登り)は電車という利用のため、飯田線の列車頻度に合わせて設定されている。唐笠駅(岡谷方面)は基本的に1時間に1本もなく、8:58の次は12:01、その後は14:04、17:07とダイヤが大変厳しいため、時間に余裕がないとなかなか厳しい。
玉肌日記インデクス(地域別温泉リスト)
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