
途中、いくつかの駅では停車時間が長く設定されており、乗客は乗り遅れないことを前提としてホームに降りることができる。途中、会津柳津駅に停車、ここでも結構な乗降があったが、柳津といえば粟饅頭。かつて近くの百貨店に数ヶ月に1回のペースで催事店を出店しており、いつも結構な行列ができていたが、これもここの名物。残念ながら柳津の停車時間は短く、降りて購入することは叶わないと思っていたが、長時間停車する会津川口で駅舎の売店をみれば、売切り品で半額となった粟饅頭を発見!300円の50%オフを迷わず購入して車内で食す。天気は次第に曇天、夕刻が近いこともあって空は灰色、雪国らしい空色もなかなかよし。ホームからの景色もよろしく明鏡止水。20分ほど停車すると出発するが、地元ボランティアの方が乗り込んできて地元産品を車内販売。こちとら荷物を極小化しているためお土産もできるだけ回避したいが、飲み物で惹かれたのは濁酒(どぶろく)…。逡巡したが断念。寒いと飲みたくなるのはよくわかる。ボランティアの方も販売するだけでなく、車内でいろいろな話をしてくれ、非常に興味深し。雪国の暮らしや地元の歴史、とくに2011年7月の新潟・福島豪雨災害の状況。ここ会津川口~只見間で3箇所の橋梁が流出する甚大な被害を受けたが、11年後の2022年10月に全線開通。通常はこれだけ甚大な被害をうけるとそのまま廃線…という憂き目を見るが、見事復活。それだけに地元の方の思い入れも大変強く、この厳寒の中、列車を見ると手を振ってくれる住民の方がとても多く、大変微笑ましい。(続)
【写真】只見線車窓の景色はただ美しい…。








