Side Steps' Today -17ページ目

Side Steps' Today

裏版Side Steps' Today

フェンダー・フラッグシップ東京(Fender Flagship Tokyo)に引き続き、表参道(オモサン)に楽器店出現ということで早速訪問。事前に場所を確認しておくもGoogleマップ上では表参道交差点からかなり奥まった場所にあり、地の利ならぬ”地の不利”な場所と思われたが、実際に行ってみれば竹下通りとキャットストリートの交差点付近にあって一発で発見。フェンダーの二番煎じな出店=ショールーム的役割なのか外国人目当てなのか、オモサンに出店するとはかなり意外だが、向かうまでの道は恐ろしいほどの外国人で圧倒、しかし店内には外国人は誰もいなかった…。内部は50平米弱で1階がキーボード等電子楽器系、地下が電子ドラムとBOSS、2階が電子ピアノという具合で最新機種と思しき楽器が展示されているのだが、日本の楽器屋の伝統芸たる圧縮陳列に慣れた身としてはフェンダー同様にスペーシーでなんだか落ち着かない。当方以外の客は1階に1名、地下に2名。1階には昔懐かしのアナログシンセやビンテージペダルの復刻版等もあるが、みな当時よりサイズがふた回り以上小さい。PC画面経由ネットで見るとサイズ感や質感は全く伝わってこないが、こうやって実物をみるメリットは確かにある。地下に降りると半分が電子ドラムで残りはBOSSのエフェクター(写真)。楽器を始めた当時のBOSSエフェクターは憧れの存在だったが、スレた今となっては小規模メーカーが作る不細工なペダルの方が好ましいのでチラ見程度でスルー。BOSSエフェクターはすべての機種が並んでおり試奏もできるようだが、展示の都合上なのかすべてシリアル(直列)接続のように見え、そうであればこれまた音質劣化著しく「試奏しても音なんかわからんだろ」という感じなため、「わからないことがあれば遠慮なく…」と声掛けいただいた女性店員さんに質問しようとおもったが、「変な質問をするオヤジ」と思われるのが関の山なので遠慮しておく。電子ドラムは若者2人が試奏しているが、試奏する勇気それ自体が賞賛に値するスリップ変拍子具合にて思わずガン見すると、そちらに興味があると思われたのか「叩きますか?」と言われるも、「いや…ドラム叩けませんので…」と辞去。きっと「老後を見据えてドラムを始めたいオヤジ」に思われたに違いない。最近はこのような妄想癖の症状進行が止まらない。2階は電子ピアノということでこちらもスルーで結果、滞在は5分ほど。営業時間が12-18時とかなりな時短で休日仕様になっているのがイマイチだが、閉店時刻20分前に駆け込んで実見が正味5分とは…。なにか目ぼしいものはないか物色するに入口付近にあるショップオリジナルグッズに注目したが、こちらも購買欲そそるものなく退店。これもどこかで見た景色、デジャヴ、そうフェンダーと同じなのであった。そのままキャットストリートを表参道に抜けたが、典型的な若者ファッション通りの中で場違いなオジさんは当方のみ。

2023年6月10日(土曜)
翌朝も早起きして早速神戸の街を散策。6時半にホテルを出るとまずは港方面に向かうべく徒歩で10分ほどのメリケン波止場へ。途中、中華街を通りすぎるが昼間にはあれほど賑わう一方で朝は超閑散。土曜日早朝のメリケン波止場は健康志向な方々とこちらで酔いつぶれている方々と二極化だが、海に全く触れることのない生活をしている側から見れば大変に素晴らしい環境、船の排ガス臭でさえも好ましい。波止場を一通り回ると今度は一転して山手方面へ。あてどなく緩やかな坂を登っていくと北野ホテルを発見。前には世界一美味しい朝食目当の観光客の姿も。ハンター坂なる道を緩やかに降りてくると付近は本日のライブ会場たるチキンジョージ付近。偵察で立ち寄るも当然クローズしているが、老舗の割にはコンクリート打ちっぱなしのモダンな建物。震災の影響かもしれない。目の前には立派な生田神社があり、思わず参拝。早朝にも関わらずインバウンドな方々中心に結構なる人出。一通りの目的を果たしてホテルへ戻るが、途中に気になっていた商店街のレトロな喫茶店にて朝食。8時オープンながら5分前に到着するもすでに数名の行列にビビるが2階の商店街を見遣る窓側席に着席。開店後20分程度で店内はほぼ満席状態という盛況さ。サンドとコーヒーという優雅な朝食を数分で済ませるとさっさと退店してホテルに帰還。シャワーを浴びてスッキリすると思わず楽器を取り出して少々の指鳴らし。今日はこれからリハ→本番→打ち上げという流れが想定される一方、明日は朝出立して帰京という慌ただしさのため商店街でお土産を物色。一方的に「抹茶的なもの」なるオーダーがあり、神戸で抹茶?と不本意ながらホテル至近にそれに適う菓子店を発見し、開店同時に突入して入手。お土産責務から解放される。(続)

今年の夏は暑かった…と思いきや、急に涼しくなってきた今日この頃、新MVのご案内です。前回のMVは「春望」でしたが、夏のMVはスキップ、そして今回は「秋のモノローグ」です。これまた、嘗ては田村リーダーとまにゅ~先輩が高校時代に組んでいたバンドのオリジナル曲をリメイク。さらにSaxでEno先輩が参加し、衝撃的な映像もあいまって超豪華なMVになっています(笑。前回の「春望」は正統派フュージョンでしたが、今回の「秋のモノローグ」はラテン。秋といえば寂しい印象ですが、マイナー調なラテンで(当時の)高校生が書いたとは思えない秀作。デモを聞いて一発で気に入りました。ちなみに、田村リーダーとまにゅ~先輩はこの曲は略して「秋モノ」と言っており、側で聞いていた当方は当初「洋服(秋物)の話しているのかな?」と思っておりました…。制作方法は前回同様。スタジオで「せ~の」で録音するのとは違い、各自どのようなソロになるかは全くわからないので、ベーシックトラックを録音し、それに合わせて上物(ギターやSax)を乗せ、それを聞いてさらにベーシックトラックを絡むように変えるという手順です。ラテンなベースにしては弾き過ぎなのですが、デモを聞いて最初に思い浮かんだラインをそのまま弾いています。が…問題は映像。ミックスが完了して音源が出来上がったのちに映像を撮るのですが、Eno先輩から送られてきたのはまさに衝撃映像。赴任地の逆境(?)を逆転・活用した見事な風景美、そしてドローン駆使の空撮…開いた口が塞がらず、直観的感想は「あなたを当県の観光PR大使に任命します!」(某県知事より任命)。動画だけでなく音楽付き!ですからね、自分が県知事だったら絶対に申し入れます。某県知事殿、ぜひご検討ください。そして将来、このSax演奏撮影地がファン殺到の「聖地」に…と期待が膨らみます。一方で人間の情報入力系統についても実感。あまりな衝撃映像のため、音楽がまったく耳に入ってこない…。圧倒的に目による情報量が多いため、(当方の乏しい頭脳では)そちらの情報処理で手一杯になってしまい、音楽が頭に入ってこないという事実にも衝撃を受けました(笑。さらにこの大自然のなか、どのように音をモニターしているのかも疑問。カラオケを鳴らして、それに合わせてSax吹いたものを撮影しているはずですが、音はどのようにしているのか? ヘッドフォンをしている形跡もなし…ということでEno先輩に聞いて教えていただきました。答えは…将来の観光PR大使業参入を見据えて、企業秘密とさせていただきます(さすが理系!な内容です)。東京で撮影の3人は屋内で季節感もない(あえていえば服=秋物?)のですが、Sax衝撃映像で一気に秋らしくなりました。みなさまにも音楽とともにお楽しみいただけると嬉しいです。
 
秋のモノローグ (Original Latin-Jazz/Fusion Tune)~Autumn's Monologue~

(湊川神社の続き…)奥に入ると正成自刃の地が見えるが、明確な目印はなし。当時は民家があったようだが、今は小高く盛り上がった埋塚(うめづか、梅塚とも)で周囲は林で標縄がかかるのみ。大阪の梅田も昔は「埋田」で墓地だったとのこと。蚊の来襲が気になるあまりに気分もそぞろだったが、そこでも念入りに祈願して参拝終了。なお、短いソックスとスボンの間に虫除け(ディート?)は塗らなかったが、ここだけ狙って蚊に刺され、まるで耳なし芳一が如し。ここからは徒歩でホテルへ。思いのほかに長距離な元町商店街を歩いてやっと投宿して一休み。今夜は前乗り組で前夜祭(という名の飲み会)があるが、まだ時間があるので三宮を散策。特に弊行旧神戸支店を見たかったが、今は市立博物館になっている一方、対面にあるJはショボくてちょっと誇らしい。三宮は狭いエリアに新旧商店が凝縮している印象。東京と同様の光景に食指が動かないが、三宮センタープラザは独特の雰囲気。この後前夜祭があるというのに、気になっていた「かつを叩きカツ丼」を衝動的に食す。その後、明日の会場たるチキンジョージを偵察に向かうも、金曜夜の為か三宮駅周辺は恐ろしい人出。その途中で鍵盤担当Iさんと遭遇。偵察は止めてそのまま前夜祭会場へ。会場は関西では有名という居酒屋チェーンだが、入り口で他メンバーと遭遇。もともと我らはメンバーが12名の大所帯なのだが、TpのAさんが神戸は欠席のため、トラ(音楽用語でエキストラの略)として関西在住Yさんが入るのだが、前夜祭にも参加いただいてご挨拶。前夜祭は乱れることなく音楽のお話しに終始。特にライブハウス事情等での関東と関西の違いといった話題で盛り上がる。前夜祭が無事終了すると明日が本番のため早々にホテルに帰還。リーダーT氏はホテルが遠いとお嘆き。当方もここから徒歩15分ですが…。往きはあれほど賑わっていた商店街も決して遅い時間はでないものの超閑散。ホテルに戻ると今日の観光の疲れが出て熟睡。(続)

天麩羅としたのは単純至極であって新幹線車内雑誌に天麩羅の記事が出ていたためだが、鯛の刺身が脂乗ってネットリ美味。渦潮に揉まれた明石の鯛か?赤出しの山椒の香りも「関西に来た!」感十分。あとで調べるにミシュラン掲載歴がある店の模様だが安価であって自らの店嗅覚を自画自賛。10分程度でさっさと食べ終わると垂水(たるみ)から徒歩15分ほどの五色塚古墳をみるため、また元町駅からJR神戸線に。関西JRで驚くのは「まもなくX番線ホームからXX行きの電車が発車します」というアナウンス。これをホーム上で聞くと「え?どこに電車停まっているの?」と思うが実際にはまだ入線していない。東京だと「まもなくX番線ホームにXX行きの電車が参ります」と言うのだが。東京は雨だったがこちらは夏日。五色塚古墳は前方後円墳だが古墳の上に登ることができ、円墳頂上からは明石海峡大橋が一望。将来目前に大橋が架かるとは、このあたりの海運を支配していたという被埋葬者も夢にも思わなかった筈。社会科見学と思しき小学生に混じって古墳から景色を眺めたのちは再び垂水に戻って阪神電車で湊川公園へ。ここにはご先祖さま?たる楠木正成像があるが、途上の新開地アーケード(ここに湊川が流れていた)は昼間から独特の雰囲気で圧倒。正成像を拝んだのちは徒歩で湊川神社へ。大変立派な神社にてまずは墓地へ参拝。墓碑は亀のような「贔屓(ひいき)」に乗った亀趺碑にて、明日のライブ成功と家内安全を祈願。本殿を拝んだのち殉節地なる戦没地を見に行くが門より先に立ち入るには神官の同伴が必要とのこと。御札購入時に合わせて依頼すると神官が説明付で案内(無料)してくれるのだが、蚊が多いので虫除けスプレーまで貸してくれるきめ細やかな配慮。「虫除けスプレーを」と言われたので、かけてくれるのかと腕を出すと「ご自身で」と言われて恥をかく。(続)

2023年6月9日(金曜)
神戸へ向けて出発。ローツェ南壁に挑むが如く、荷物は厳選して必要最低限とすべく楽器ケースと小さいスリングバックのみ。神戸までの移動方法は直前たる前日まで大いに苦悶。この週は3000マイルで羽田ー神戸間を飛べる特別運賃の適用があって撹乱要因だったが、結果「ぷらっとこだま」なる新幹線こだまに決定。飛行機は激安だが早朝便しかなく、さらに楽器の預入手荷物が心配。預入には「専用ケース」があって事前に予約せよというのだが、直前に航空券を得てから専用ケースを予約して「ない」と言われたらその時はどうするのか。日本を代表する航空会社Aにメールで問い合わせるも「航空券の予約が済んで予約せよ」との超サラリーマン的回答にてまったく要領を得ず。「ぷらっとこだま」も旅行ツアー形式で予約がややこしいが、東京ー新大阪間で4時間とのぞみ対比で1時間超かかるものの、プラス千円強の追加料金なのでグリーン車に決定。東京は雨で肌寒い中「ピニャ・コラーダ頑張って~」(正しくはPino Colina)の声援を背に家を出ると品川8時4分発に乗車。グリーンに乗るのは非常に稀だが車内はガラガラ、当然だが新幹線各駅に停まっていく。最初は「ゆっくり景色でも…」と思っていたが、「こだま」だからと言って別にユックリ走るわけでもない。駅での停車が長くてその間にのぞみ等にガンガン抜かれていくだけであって、ゆっくり景色が見れるのは新幹線駅ホームだけ…思慮が浅かった…。雨は静岡くらいまでで、それ以降の天気は回復。各停にてのぞみに抜かれること十数本、11時51分に新大阪着。ここから在来線快速で元町駅まで向かうが大阪駅より西は人生初乗車(正確には塚本駅まで)にて、しげしげと景色を見遣る。30分程度で神戸元町駅着。宿泊のホテルは元町商店街アーケードにあり、一泊5千円程度と至極お手頃。そこに楽器を預けて至近の雰囲気のよい路地裏にある割烹で天麩羅懐石ランチ。(続)

豊富温泉(北海道天塩郡豊富町)
(2)
宿営地たる温泉旅館の浴室はなかなかお洒落だったので、豊富温泉の本気を見るべく「ふれあいセンター」なる温浴施設へ。こちらの温浴施設、浴室も一般向けと湯治客向けと2つに分かれており、場所・脱衣所が完全に別の構成。閉館間際の時間だったのでどちらに入るか選択を迫られるが、こちとら一般向けを軽く見学したのちに湯治客向けの浴室へ。湯治客でないのに湯治浴場に入ってもよく、①一般浴場と②湯治浴場は加温設定によって区別されている。案内板には①一般浴場は41~42℃の一方、②湯治浴場は38~39℃であり、「男湯は開館後1時間程度は油分多めです」との注記が…。というのも、あまり明示されてはいないがここはアトピー等の皮膚症状に効能がある模様。湯治湯に入っている際にお話しした方によれば、東京から毎週通っている方もいれば、この温泉が効くことで移住された方もあるとのこと。ふと浴室内を見遣るに「原油の使用は湯治風呂のみ!持出厳禁!」と札の下がったシャンプーポンプ様の容器があり、なにやら黒い液体が詰まっている…。これが原油であることは明らか、体に直接塗るものと想像。産出が少なく希少な液体なので中身は確認しなかったが、かつては販売もしていた(現在は販売中止している)模様。体に塗っても未精油なので突如引火や発火することはなさそうだが、大変リアルな湯治状況にこちとら皮膚疾患のない身としてはなんだか申し訳ない気持ちに。この手の温泉にはなにかある種の宗教感が漂う。温泉自体はこちらも混合泉のため基本的に温泉旅館の泉質と同様。保湿効果があり、アトピーや乾癬などの慢性皮膚疾患に効能あり、塩分もあることから温(ぬる)湯でもよく温まる。大正末期に開湯し、石油試掘の際に天然ガスと温泉が噴出したのが始まり。たしかに良質な温泉、さらによい環境であれば症状も改善しそうな気がする。センターの閉館時間が近づいたので宿へと帰るが、さすがに外は激寒で徒歩1分程度だが急に湯冷めて慌てて帰還。ちなみに衣類についた原油臭も洗濯しても数週間は残る。(完)

豊富温泉(北海道天塩郡豊富町)
(1)
ついに念願の豊富温泉を訪問。ちなみに豊富=ほうふ、ではなく「とよとみ」と読むが、よく考えれば、来道時に毎回セイコーマートで購入している「とよとみミルクコーヒー」の「とよとみ」はコチラの牛乳で非常に美味。今回も「とよとみミルクコーヒー」を購入して豊富温泉に乗り込んだが、豊富温泉は温泉街らしきものはあるが、すべてが旅館であって商店らしきものは見当たらない非常に小規模な温泉郷。従来は最北の温泉だったが、掘削によって稚内でも温泉があることから「最北の温泉郷」と名乗る(郷がポイント)。こちらの温泉郷では湯治システムが整っており、湯治客を多く受け入れている様子で湯治宿的なものもある。逆に源泉を引いている温泉旅館は数軒で、湯治客は温浴施設「豊富町ふれあいセンター」で温泉に入ることが前提のようなシステム。まずは「ふれあいセンター」ではなく旅館の温泉に入るが、浴室に入るなり強烈に襲うのはその原油臭。原油臭とはいっても、個人的に原油を直接嗅いだことはないので正確にはイメージに過ぎないのだが、まさにイメージ上の典型的な原油臭。精製されたオイルではなく「原油」というのが相応しい荒々しい匂いに完全にノックアウトされつつ、早速入浴。室内の浴槽は2槽になっており、加温後と源泉の2種類あるが加温後でも39℃、源泉は35℃程度になっており、加温後の浴槽が好適。露天もあるが、外気に触れるため高めの温度設定たる42℃ほどであって長湯は無理。内湯はある程度長い時間入浴することを前提とする温度設定で本当に心地よいが、換気扇がガンガン回っているためか、それとも早くも嗅覚が麻痺しかかっているためか、入浴中に原油臭はほとんど気にならない。泉質は含よう素ーナトリウムー塩化物温泉でpHは7.38。いくつかの源泉をタンクで混ぜた混合泉のようで、温泉は町が管理している様子。だた、ふと温泉から腕を出してその匂いを嗅いでみるとこれまた鼻を刺すようなピーキーな揮発油の匂い!拭けばある程度は取れるが、それでも体臭は完全に原油臭。(続)

玉肌日記インデクス(地域別温泉リスト)

①北海道 ②東北 ③関東 ④中部 ⑤近畿 ⑥中国・四国 ⑦九州・その他

ジャンバルターコー(タコス/沖縄県名護市)
沖縄中部の西海岸、具体的には恩納村に宿をとると毎回困るのは食事。バカ高い値段で提供するホテルのレストランは完全敬遠し、ドライブがてら新しい店を開拓するのだが、恩納村の58号沿いにある飲食店はそのようなホテル宿泊客の受け皿としてのビジネスモデルが確立されていることから、敢えて地元民が行くような街中のレストランを調査。気分はタコスであり、訪問済みのキングタコスやチャーリータコスも検討したが、攻めの姿勢を貫いて新規軸で同店を訪問。名護市内にあり、事前情報での評価も高かったためだが、車内から外観を見た瞬間に車内は一同無言。大変失礼ながら営業しているのかさえ不明な様子で、特にイートインはコロナ禍のため閉鎖されていてテイクアウトのみの様子。きっと違う店なのだ、と言い聞かせて車をUターンさせて再度店前までくるも、間違いなく目指すジャンバルターコー。ただ、さっきと違うのは店の前でテイクアウトを待つ客が一名いること。それでもやはり車のブレーキは踏めずに店舗前をスルー。しばらく先に駐車して別の選択肢を探るも「実際にテイクアウト客がいる」という事実は大きく、再度Uターンして同店前に駐車。これで同店前に3回来たことになる。すると同じ路肩にもう一台駐車があり、これもテイクアウト客の様子。さらには先ほど通過した時に待っていた客ではない違う客も店前で待っているではないか。俄然、名店の香りが漂う展開となり、テイクアウトで購入することに。購入したのはタコス(チキン・ビーフの2種)、ローストチキン、そしてクリームスープ。受領まで10分程度要したが、ローストチキン臭漂う車で30分爆走してホテルへ帰着。さっそく食するに秀逸なのはローストチキン。この倍購入すればよかったと思うほど売れ行きがよくて瞬間蒸発。スパイシーな具合がよろしい。タコスも美味だが、ビーフよりチキンの方が良し。スープも価格対比で十分美味でこれで全部が1500円程度と格安。店は外観で判断できない教訓を得るも、あとで写真を見るまで気がつかなかったが、同店フロントには鳥居のデザインが…。沖縄米軍基地の入り口でもよく見られるものだが、なぜここに? 鳥居の”鳥”は鶏を示す(古事記)から、ローストチキン=鳥居?……まったく深淵である。次はこの付近で非常に異彩を放つ飲食店「名護曲」に挑戦。

天塩温泉(北海道天塩郡天塩町)
天塩の海沿いにある温泉。到着が日没後で辺りは真っ暗。全く人気のない町中を走ってこの温泉施設に到達するに、駐車場には結構な数の車。案の定、温泉は盛況だったのだが「真っ暗な場所に多くの人がいる」という感覚が東京とはどうしても違う。東京では「多くの人が集う場所=それだけ照明や広告等が明るい場所」という定式なのだが、こちらではそれが全く裏切られる(一方で極度に寂しくもなくてホッとする)。節電なのか、それとも周囲の暗さで眼が混乱しているのか、館内自体もなんだか薄暗いのだが、これは東京生活での明るさが逆に異常なのだと理解。浴室に入った瞬間、ここも恐ろしいほど暗い。なんだか懐かしいホッとする香りが立ち込めており、「かつて嗅いだことのあるこの匂いは何だったか…」と記憶を辿って考えながら入浴。それが何なのか、今もってまったく思い出せないのだが、考え込みながら入浴するにその匂いは次第に変化。トップノートは懐かしい木材系のマイルドな甘い匂い(甘い大鋸屑=おがくず系?)なのだが、入浴して鼻が温泉面に近づくにつれて科学的な匂いに…(これがミドルノート)。これもかつて嗅いだことのある匂いながら、これも具体的にはまったく思い出せずに沈思黙考しながら入浴。言葉での表現には困難が伴うが、石油化学製品系の匂いに近く、ビニールのような石化製品(テーブルシートでこんな匂いのものがあった気もする)もしくは接着剤か。トップノートはマイルドだったが、このミドルノートは結構キツく、次第に頭痛が…。なお、浴室が暗すぎて湯の色は不明ながらかなりの塩味(鹹味)がある。入浴中に肌に触れるとややヌルヌルする感覚で、泉質はナトリウム・塩化物強塩泉(旧泉質名:強食塩泉)でpH7.3。湧出温は38.9℃で湧出量は毎分97Lとある。比較的近く、といっても30km先には豊富温泉があってそちらはまさに油風呂だから、海岸付近でよく湧出する食塩泉+石油系温泉という混合か。

玉肌日記インデクス(地域別温泉リスト)

①北海道 ②東北 ③関東 ④中部 ⑤近畿 ⑥中国・四国 ⑦九州・その他