
【七里田温泉(大分県)】
七里田温泉会館が管理する「下の湯」なるラムネ温泉を訪問。ここの温泉、ラムネ温泉と言われるだけに二酸化炭素を多く含んだ炭酸泉なのだが、その濃度があまりに濃いために、酸欠ともなり非常に危険であることから、「日本一危険な温泉」として一部温泉マニアには知られている模様だが、温泉自体はかなり古くからあるようで、建物は非常にシャビー(失礼)。そのシャビーさが「日本一危険」な雰囲気をさらに醸成させる案配ながら、管理システムはなかなかに近代的。監視カメラが付いていたり、入ろうとすると自動音声で「温泉会館にいって料金を払え」的なアナウンスが流れたり(実際には温泉会館にいって料金を払い、鍵を受け取るのだが、その鍵の保証料までとられたりして、周囲の牧歌的な田舎風景とは対照的に、なかなかに世知辛い)と、一部が先端的に電脳化していて違和感あり。しかし中に入ると、これまた時代が数十年バックしたような様子で、3人程度が入ればいっぱいになってしまうような浴槽があるだけの構造だが、周囲に析出物の堆積に加え、赤錆色をした浴槽と浴室をみるだに本物の温泉感は充分。早速入浴するだに、炭酸泉だけに温度は温いも、この手の炭酸泉で加熱をしていない源泉掛け流しにしては高温で38℃程度はあるか、という具合ながら、排水をしての掃除後だったのか、水深が30センチ程度しかなく、当初は水浴び程度かと思っていたらあれよあれよと溜まっていき、すぐに溢れる水準に達するのを見ると、湯量も大変豊富なる様子。で、ラムネ具合だが、これまだ凄く、居合わせた地元客と思しき「今日は泡の付きがすくないね」というコメントがありながらも、ビビる程度に気泡が全身に付着。体を揉むと、毛穴に入り込んだ気泡が弾けるのかプチプチ感があり、異様なる感覚。温いものの、先端部分より徐々に温まって行くのが感じられるほどだが、二酸化炭素を吸い込まないようにファンが回っていたり、湯面に仰向けになるなとか、顔を洗うなとかの注意書きを見ていると、実際に気分が悪くなったり、最悪は救急車も、という人もいる模様であって、それも充分に頷けるほどの濃度。確かにインパクト満点。湯はやや褐色っぽいが透明度はそれなりにあって、味は鉄サビ+炭酸味。