
ヨーロッパ軒(カツ丼/福井)
カツ丼といえば、卵とじのイメージが強く、また高カロリーで一杯で1メガ・カロリー(1000kcal)はあろうという食べ物で、老年になるとその”重たさ”になかなか好んではオーダーしない傾向にあるものの、福井のカツ丼は通常”玉子を使わない”変わったタイプと聞いて早速、福井訪問時にオーダー。福井でのカツ丼の老舗ということで同店を目指すも、店内はなかなかな盛況で、観光客や地元民を含めて、皆がカツ丼を食している中、早速カツ丼定食をオーダー。しばらくして出て来たのは、まさに”卵とじ”していないカツ丼で、なんだか毛を全て刈り取られた事後の羊を思わずイメージしてしまう内容。早速食するに、衣は非常に薄く、それにソースがかけられているが、そのソースは所謂”ウスターソース”に近い内容で、サラリとしてあまり濃厚感はなし。ライスにもややソースがかかっているが、ソースに特徴は余感じられず、自宅再現性は高いと思われるが、通常バージョンのカツ丼がとてもヘビーなのに対して、こちらはなかなかシンプルで潔く、その理由を考察するに、「卵とじでない」ということに加え、卵とじバージョンにはよくあるタマネギ等のある意味不純物(商業的にはカサを増やしたい意図があるのかもしれない)がないことが奏功しているように思われる。しかしそのシンプルが故の欠点も露呈されており、カツとバランスよく食すのが必須であり、有り勝ちなようにカツをすべて食してしまった後の”ウスターソース掛けごはん”は非常に味気なく、極貧な食事をも想像させることもあり、いかに均等なペースでバランスよく食するか、を念頭において食すのが肝要と思料。