
初小川(鰻/浅草)
以前(といっても彼是10年以上前)から気になっていた浅草の鰻屋をついに訪問。その外観がかなり年季が入っているということは以前からその前をよく通っていたことから理解はしていたものの、「ぜひ予約を」ということで予約をしていくも、予約をしていて正解、というのも、既に予約で席は満席で、ふらりと・・・という店では無かったことは知らず。デジャブなのか、この店には以前に来たのでは?という錯覚もあり、それはこの店の「肝吸い」が50円(!)であることになぜか記憶があったから、であるが、何かの思い違いか(50円でも、基本的にこれをオーダーする人は鰻重もオーダーすると想像されるので、格安というわけではないか)。上手い鰻屋は待たせるというが、ここでは30分程度。その間は、これまたかなり年季の入った店内を感慨深げに眺めつつ時間を潰すのだが、出てきたのはかなり身の締まった鰻。タレの色は濃いが、味も甘くはなく、どちらかといえば辛目。しかも、身をふっくらと蒸し上げておらず、固めな身にこの辛目のタレということで、これまでに食した鰻の中ではかなりに"硬派"な部類に属するものと思料。その意味では、江戸のイメージが具現化したモノながら、味に好き嫌いはあろうが、当方は決して嫌いではなし。しかし、後で聞いてやや驚くに、ここの焼き手は女将と聞いて、道理で親父さんが配膳等をしていてかなりな意外感もあったのだが、比較的珍しいと想像される女性上位の鰻屋ながらも、味は硬派。店内の雰囲気とともに硬派な鰻を味わうべし。ちなみに、50円の肝吸いはご飯茶碗のような丼(ドンブリ)で供され、これも男気(女気?)ある内容で良心的。