(追記)慢性痛・姿勢誘発性めまい・季節性天候性の不快な症状・自律神経不調は「首のコリ」「脳」から | 恋する紅茶

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ヤマハのつま恋のイベントで白衣の天使コスプレをしたときの写真と現物ナース服がでてきたのですがどうしたらいい? ニコニコ

 

捨てろって? 笑い泣き

 

ですよねー。 断捨離だ。おねがい

 

いえいえ、ここに貼ってみようかなんて思っていませんよ。

 

思ってないですよ。ご覧になったら1週間は笑いが止まらないと思いますけども。爆  笑

 


恋する紅茶のakicoです。ブログを見に来てくださってどうもありがとうございます。

 

 

今日はちょっと異質なお話をします。お茶でも飲みながらお付き合いいただけたらうれしいです。あぁっと、ナース服の件じゃないです! ご安心ください!

 

 

 

 

 

 

 

 

ともすると非科学に走りがちな我が脳に白衣を着せようと脳科学を学んだ時、機能神経学という分野に出会いました。在籍当時より現在は知見も進歩しています。ここ1年ほど読み漁った文献と論文をもとに、今日は「慢性痛」という痛み、とりわけ私自身が経験した「首の痛み(めまい後遺症と診断された)」について、今わかることを書いておきたいと思いました。

 

 

姿勢誘発性めまい(PPPD)、季節や天気、低気圧に由来する不快な症状(頭痛・めまい・その他)、自律神経の不調、それとストレートネックにお悩みの方のお役に立つかなと思います。これらは比較的新しい病いなので未知な点も多く、また、西洋医学一辺倒では症状に改善がみられないと思います。 

 

それから「体のどこかに慢性痛をお持ちのかた」に。脳科学で新しい知見が出ています。

 

 

まず言えることは、これらの症状すべてに「首のコリ」と「脳」が関わっているということです。もしかしたら病院には行っていないという方もおられると存じます。ここでお伝えできるのは知識と考え方です。(すでに症状をお持ちの場合、不安要素を消すため医療機関を受診されることをまずはおすすめいたします。)

 

 

過去のブログに書いておりますが、私はある日突然「良性発作性頭位めまい症」を発症して耳鼻咽喉科を訪ねました。それは比較的軽度で快復したのですが、「ふわふわめまい」が残りました。首の痛みと、いつめまいが再発するかの不安にさいなまれ、脳神経外科や大きな病院の名医と言われる先生に診ていただいたりして。

 

 

レントゲンやMRIの診断結果でその名医に「原因をみつけてあげられなくてごめんね」と言われたのでした。私の痛みや異常はMRIに映らなかった。もちろん先生に非などなく謝罪をいただく理由はないです。わかっているのに、私にはけっこう残酷な言葉に感じられました。

 

「リハビリをするしかないですね。様子をみましょう」

 

様子をみましょうと医師から伝えられたことはおありですか? 

よく聞く言葉です。猶予があって優しげにも響きますが実は「打つ手なし」の意味だったりします。

 

「出来ることがないので経過をみる」 至極当然です。 

 

ですが、ここが西洋医学の限界です。

 

ずっとこのままかもしれない。(よくなるかもしれないけれど。)

 

これ以上、手の施しようがないってことですものね。「匙を投げられた」と感じる。茫漠とした気持ちになります。私もそうでした。

 

そこで諦めたり、なんとか自分や周りをごまかして遣り過そうとしたり。周囲の無理解に悩んだり。そんな方も多いのではないかと思います。お気持ち痛いほど分かります。

 

 

私は経験した者として、脳科学を学んだ者として、お伝えしたいことがあります。必要な方に届いてほしいです。(いつもブログを見に来てくださる方にはごめんなさい、かもです)ある種の知識と考え方は、人を楽にしたり、その生き方を変えるきっかけになる。そう信じます。

 

 

 

 

機能神経学と脳科学の見地から。

 

脳のしていることは3つです。感覚のインプット、統合と解釈、アウトプット。

 

感覚というのは聴覚視覚触覚臭覚などを通して自分の体の内と外の情報を得ようとすることです。2番目の「解釈」によってはその感覚が変化することがあります。アウトプットとは前の2つを経て「動き・考え・感情・痛みなど」を発生させることです。

 

脳の最優先事項は何かというと「生命の維持」です。「自己の生存確率を高めること」を第一義としています。だから危険や恐怖やリスクを検知すると真っ先にフラグを立てて対処しようとします。しかも「省力化」というバイアスを掛けるんです。これが我々の脳の特性です。第一義がこれなので我々はネガティブな情報こそ生存確率を高めるとして、そこに強く注目するようにプログラムされています。(ちょっと考えさせられますね…)

 

身体に異常があると、なんとかして持ち主に気づかせようとサインを送ってくる。違和感や痛みはその最たるものです。体を守るためのアウトプットが「痛み」なんですね。ダメージがありますよ、危険要素がありますよっていうサインです。無視してはだめです。炎症など知らされたら我々も対処せざるを得ないっていうシステムが出来ています。

 

(追記1)

例えば昨年、私は足首を捻挫しましたが、「痛く」て「とても動かせなかった」。脳は痛みによって私に動かすこと・体重をかけることを禁じ、体の機能を炎症部位治癒に集中させようとしたんですね。例えばこれがスポーツの試合中で痛みを出してる場合じゃないときはアドレナリン大放出で本人は全く痛みを感じなかった、なんてこともあるわけです。脳が指示しています。また、腕を切断した人の8割近くが「幻肢痛」を感じます。ファントムペインというやつです。ない腕に痛みや痒みを感じるという現象です。(ここ重要なので追記しています)脳はこうやって有意に作用しながら「誤作動」もするということです。「慢性痛は脳の誤作動による可能性が高い」です。心理的、肉体的なクセと誤作動が結びついた状態といえそうです。そしていきなり朗報ですが、その誤作動はそれがたとえ何年続いたにせよ必ず「治すことが可能」です。間違いを修正すれば元に戻るんです。

 

 

脳がつくるアウトプットは他に「イライラする、動きが変わる、色がかわる、力が入らなくなる、筋肉が固くなる」などがあります。

 

総じて、脳が伝えているメッセージは「自分の体をちゃんと認識できていないです」という警告です。

 

認識できていないというのがポイントです。

 

神経学では、体は神経のスピードで変化すると捉えます。怪我や炎症、ダメージ以外では常に「神経から変化する」「筋肉への力をコントロールしているのは神経」「筋肉と筋膜のつながりに変化を起こして動きを変える=神経が脳幹の活動具合によって動きや痛みを調節している」と考えます。

 

簡単に言うと、痛み・筋力・可動域は神経の固有受容覚を通して、神経への刺激(マッサージや筋膜剥がし)によって変化する、ということです。

 

脳が「認識できていない」のは、このインプットとアウトプットの「地図のズレ」です。

 

脳の持つ「自分の体の地図」が正確ではなくなっているんです。

 

あるべきポジションを忘れ、効率の悪いポジションを保存している。

 

最初に申し上げた、首と脳に由来するすべての症状がこれにあてはまります。(自律神経の問題や姿勢性・天候性のめまいやストレートネック…etc.)

 

たとえば「脳が首のポジションを忘れている」「三半規管が頭のポジションを認識していない(忘れているか間違えている)」「小脳の働きが悪く伸筋が正しく働いていない」など。

 

私の場合は三半規管の異常に自分がやたらと執着したことからも分かります。三半規管は一般に体のバランスをとる機能で知られますが、頭のポジションを検知するための器官なんですね。小脳と密接に関わっていてなんと体の背面の伸筋群を働かせる役割を担っています。三半規管・小脳・伸筋群が関連して働きが悪くなると、動きのボキャブラリーがパターンから消えていく。 

 

それで、神経への刺激を「意図的に」行う必要があると思いました。

 

まずは脳に知らせます。「脳には可塑性があるので、これは必ず治るんだ」と言葉にして自分に言い聞かせます。不安要素を検知してくれてありがとう、メッセージは受け取った、解釈を変えよう、ズレてるところを戻すだけだよって。

 

…ばかみたいだけど(ごめんなさい)私はこういうことが大切だと思っています。理由はうちの幸せ脳科学レッスンでお話ししています。長くなるので省きます。

 

治ることを疑わないのが重要だと知りました。

 

脳は刺激から感覚をインプットするので、もしかしたら自分よりも信頼できて自分よりも私が治ることを信じてくれている施術家の先生に頼れたら。新しい神経地図を書き直すのを手伝っていただいて、私にはそれが効きました。骨盤から腰椎胸椎頚椎と骨1個1個をみていただきました。骨はそこにくっついている筋肉で動きます。筋肉を動かす司令を脳が神経を通じて出しています。骨から(メッセージが逆流して)神経が正しいほうに修正されます。それをクセ付けされればよいわけです。

 

メッセージ物質を自分に出すのは自分の脳や臓器です。だけど、自分以外の「人の手」で、いいえ、人の手なら、それをつくることも可能なのかもしれない。本気でそう思います。

 

中枢神経への刺激で脳が体の地図を書き換えるのが可能なら、それで人生変えることもできちゃう。矛盾もなければ不思議ですらないです。

 

思い込みを変える。体のクセを変える。

 

 

(追記2)

病院で治療や投薬と同時に理学療法士さんのリハビリを提供してくださるところはあります。めまい等を専門とするリハビリ施設や医療機関は非常に少ないです。整体、整骨院に行かれる方も多いと思います。その際は「首が痛いから首を揉む」という施術ではなく、痛いところへの体全体からの連関を診てくださる先生を探してください。固まった筋肉をほぐしていただくことはマッサージでも可能ですが、なぜそこが固まるのか、どうしたら防げるか、そこをみていただける先生が良いと思います。

 

 

(追記3)

めまいの場合、鉄分とたんぱく質の不足がないか自分でチェックしたいです。たとえ痛みはなくても首のコリ(100%と断言してもいい)があります。自覚してたらなおさらですが決して自分でやたらと揉んだりゴリゴリなさったりしないでください。脳幹も脊髄も迷走神経もそこにあります。人体でいちばん重要かつ繊細なところです。素人の触っていいところではないです。(うちの父は荒療治こそ日本男児的なよく分からん理屈で自分にも他人にもガンガンやってましたけど危険です)(今思うとぞっとするわお父ちゃまw)

YouTubeで整体師さんが教えてくださっている手法は正直申し上げて玉石混交です。自己判断は難しいと存じます。めまいと言っても原因は人それぞれ。首のコリと痛みの原因はほんとに人それぞれだと思います。私は三半規管と目から来ています。従って後頭下筋を揺らしたり耳まわりのマッサージは自分でも出来、かつ有効です。1年前の私の首は自分で触っても吐き気がするほど訳がわからない感じでした。もしそういう状態だったら自分で触らず、迷わず整体に行ってください。

 

 

 

 

慢性痛は急性炎症と区別します。3ヶ月から6ヶ月以上続く痛みを慢性痛といいます。慢性の腰痛は西洋医学で原因のはっきりしないものが多いです。重責や怒りが原因と言われる痛みもあります。

 

同じように、首の慢性痛は、頑な心・頑固さ・思い込みの強さ・変わる時が来ているのに見て見ぬふりをしている・ほんとの自分を認めていない・置き去り・棚上げ・方向性を見失ったとき・・・などという心因性が挙げられるそうです。

 

自分で書いていて、ものすごく自分に刺さっています(笑)

 

慢性痛は自分で言語化しないで体に語らせている疾患かもしれません。

 

言葉という音にして、自分に正直なメッセージを伝えてみる。

 

私はスマホの録音機能でこれをやりました(笑)

 

すぅーっと首の痛みがひいたときには声を出して笑いました。暗示にしても効きすぎだわって。

 

なにか、どこかに、ピンときたらそこだけでもどうぞ取り入れてください。

 

脳の可塑性は迷信でも噂話でもありません。事実です。

 

だからその痛みは消えます。

 

脳が出しているメッセージを正しく受け止めることからです。

 

 

 

 

あなたがあなたらしく、あなたを生きられますように。

 

笑顔でいられますように。

 

 

 

 

恋する紅茶 akico

 

長い文をお読みくださってありがとうございました。素敵な1日を!

 

 

(追記4)

今朝、このブログを上げてから、思いのほか沢山の反響をいただいております。ありがとうございます。

先ほども「リハビリ通ってるけどよくならずイヤになった」という方からメールを頂戴いたしました。リハビリ内容は詳しく伺っておりませんが、おそらく指を立てて目を動かす、ボールを目で追う、などの反復かな?と思います。あれはめまいがある時にやると気持ち悪くなって辛いですよね。わかります。

恋する紅茶のレッスン生にも同じお悩みの方がいらっしゃいます。「めまいがする状況に慣れる訓練」としか思えなくて「キツイし辛い」とおっしゃってました。

でもね、それは違うんです。意味が見いだせてないから辛いんだよね。

めまいに慣れさせる動きではないんです。その目の動かし方が神経への刺激なんですね。「中枢神経への刺激によって間違った情報を正していく」「感覚と解釈とアウトプットのズレを修正する」という作業なんです。脳に回路をつくるときの練習と同じです。幼少時、数字やひらがなをなぞりながらゆっくり何回も書きましたよね、毎日毎日シュートを打ったり素振りをしたり弾けない部分をさらったりしますよね。シナプスが繋がってそのように自動的に作動するまでね。

ある部分は神のみぞ知る、で。 

ある部分は意志ありき。

なんなら自分の脳の頼もしさ・たくましさを見てやるかーっぐらいの緩く明るいお気持ちでよいと思います。誰の設計かしらないけど体ってすごいねって後で一緒に語りましょ?