再び大学病院で検査を受けてきた。

前回の受診についてはこちら↓

今回はアトロピンという点眼薬を自宅で一週間使用した上で、正確な視力の測定を行った。

アトロピンは以下の2つの効果があるらしい。
①ピント調節機能を麻痺させ、老眼のような状態にする。
②瞳孔が開き、光が眩しくなる。

この点眼、劇薬らしい。
目頭の涙の通り道から体に吸収されてしまうと、副作用として顔が赤くなったり発熱したりすることがあるようだ。
それを防ぐために点眼後、目頭を押さえておくように言われた。

しかし、みなさんお分かりの通り子どもがおとなしくしていられるはずもなく。


イヤイヤして顔を振る。

発熱したら大変じゃん、押さえさせてよ!!


そもそも点眼が嫌。(だよね~)


一週間、大変だった。

息子は童謡の森のくまさんが好き。
歌うと少しご機嫌になるので、それでごまかしごまかししながら朝晩2回の点眼をがんばった。


ちなみにアトロピンの効果は2週間ほどで収まるようだが、今もまだ息子は見にくそうに目を細めたり眩しそうな顔をしたりしている。
寝かしつけのとき常夜灯をつけていたが、今は部屋を真っ暗にしないと寝てくれない。(暗くて顔が見えず寝かしつけもしにくい)


さて大学病院ではまず視力検査が行われた。
前回聞いたよりも遠視の度は強いようだった。
まだ話したり意思表示したりできないので、前回同様覗くと勝手に視力を測ってくれる機械を使用した。
大人でいう気球を見るアレだ。


それから診察でも前回同様、目が閉じないように器具で開けられていたようだ。
前回より長く、30分ほど泣き声が響き渡っていた。
聞いているこちらが参ってしまう。
眼底写真を撮ったとのことだが、息子は小眼球で固定が難しく、時間がかかってしまったそうだ。
相変わらず戻ってきたときは目が真っ赤でしゃくり上げていた。

診察結果は前回の通り。
黄斑変性、網膜周辺変性。

遠視は通常治療用眼鏡で改善が見込まれるそうだ。
しかし息子は黄斑変性により、視力が出るのは難しいかもしれない。


それでも強度遠視、ひいては弱視が改善される可能性が少しでもあるなら眼鏡を作らないという選択肢はない。



こうして眼鏡の処方箋をもらい、ついに眼鏡デビューを果たした。


あらまあ素敵照れ
イケメンに磨きがかかりましたね!とか褒めちぎる。
遠視用なので目が大きく見える。かわいい。

もちろん息子は未知の物体をつけられて非常に嫌がる。
レンズを持って壊しそうな勢いで外して振り回す始末。

最初はそんなものだろうと想定内。
眼鏡自体も乳幼児用なので丈夫だし、あらかじめ鼻あてやつるもスペアが入っている。
今は色々便利でニッチなものも開発されているんだなあと感心いたします。


少しずつ慣れていけるよう母もがんばらねばと思う今日このごろ。